税と社会保障の一体改革に関しては民主党、自民党、公明党の3党で、
一気呵成にというか、ドタバタというか、修正協議が進んでいます。
蚊帳の外に置かれた他の政党は、新聞報道で知るしかない状況です。
政府・与党は「ベタ折れ」と言ってもよいくらい妥協しています。
民主党政権が一方的に妥協し、自らの目玉政策を放棄しているので、
新聞の見出しに「政府・与党の責任放棄」と書かれるほどです。
野田総理にとっては、身内の敵の小沢グループに妥協するくらいなら
自民党の谷垣総裁に妥協する方がよっぽどマシという感じでしょうか。
ここまで政権与党が折れるケースは珍しいのではないでしょうか。
社会保障の目玉政策だった「総合子ども園」もあきらめたようです。
社会保障の方はあきらめて、増税の方に集中する方針のようです。
野田総理は、まさに財務省の希望の星です。
イギリスでは伝統的に首相は「第一財卿」を兼務しています。
野田総理にわが国初の「第一財務卿」の称号を奉りたいくらいです。
民主党、自民党、公明党の3党協議が深まるにしたがって、
「税と社会保障の一体改革」から「増税改革」の色が濃くなり、
消費税増税だけがメインテーマになってきた感があります。
明日採決に持ち込むつもりはないようですが、国会は会期末です。
会期延長するのか、そのまま閉会してしまうのか、不透明な状況です。
国会会期末のドタバタ劇は、これまでの国会の常識を覆す展開です。
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