教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

江本孟紀氏 「ベンチがアホやから」発言に後悔はないのか

2019年12月23日 15時59分53秒 | 受験・学校・学問
江本孟紀氏 「ベンチがアホやから」発言に後悔はないのか
2019/12/23 11:00
 
問題発言はやっぱり後悔している?
(NEWSポストセブン)
「ベンチがアホやから野球ができへん」。野球評論家の江本孟紀氏(72)が残した一言はあまりにも有名だが、この発言に後悔はないのか。江本氏に尋ねると、意外な言葉が返ってきた。
 * * *
 僕の野球人生、分岐点はたくさんありましたわ。
 最初に浮かんだのは「高校3年生に戻りたい」ということ。僕のいた高知商は1965年春のセンバツに出場が決まっていたが、大会3週間前に部員の不祥事が発覚し、出場辞退。1年間の対外試合禁止処分を受けた。優勝候補の筆頭でしたから、出場していればセンバツでも夏の甲子園も優勝していたでしょう。
 そしたら、その年の秋から始まったドラフトで憧れの長嶋茂雄さんがいる巨人に指名されていたと思うんです。巨人は欲しい選手はどんな手を使っても獲得しようとするから、江川事件じゃなく“江本事件”を起こしていたかもしれません。
 プロ入り後は、1年目のオフに南海にトレードされてノムさん(野村克也氏)とバッテリーを組んだ。いきなり16勝をあげ、4年間で52勝。もっとノムさんと組んで投げたかったですね。
 その後、江夏豊との交換トレードで1975年に阪神へ。6年目の1981年8月26日のヤクルト戦で“あの事件”が起きたんですわ。
 3連敗脱出のかかった大事な試合。3点リードの8回、3連打を喰らって1点差に追い上げられ、2死ランナー二塁。バッターは8番で、次は投手の打順。普通ならコーチが出てきて、敬遠を指示する場面だった。
 ところが、ベンチを見たら監督がおりまへんのや。“中西(太)監督は肝心な時に逃げてしまう”とは聞いていたが、まさかここでとは思わなかった。勝負した結果、外野フライにエラーが絡んで同点になった。
 その裏、僕に代打が出たから、ロッカールームに引き上げながら“あいつ何考えとるんや、アホか。ホンマ、野球ができんやろ”と独り言を言ったんです。振り返ったら、若い記者が3人ついて来ていた。
 すると翌日のスポーツ紙の1面に「ベンチがアホやから野球ができへん」と大見出し。ここまではっきり言った覚えはないが、正面切って否定する気にもなれなかった。球団から呼び出されて、10日間の謹慎処分を言い渡された。それで、「ほな、やめますわ」と吐いてしまったんです。
 あの発言を撤回していたら……。当時の阪神では2桁勝てるピッチャーは貴重でしたから、そのまま投げ続けて、野球殿堂入りとまでは言わないが、甲子園歴史館にユニフォームが飾られるくらい活躍していたと思います。ただ、あの事件がなかったら、ベストセラーになった『プロ野球を10倍楽しく見る方法』も書いてなかったから、よかったかもしれません(笑い)。
●えもと・たけのり/東映、南海、阪神で113勝をあげる。34歳で引退後、『プロ野球を10倍楽しく見る方法』が200万部を超えるベストセラーに。参議院議員を2期務めた。
※週刊ポスト2020年1月3・10日号
 
江本氏は、今温和な顔になられていますが、嘘を付けない自分に正直な人柄と思いました。
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