教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

学校の暑さ対策、自治体「格差」 財政事情、教育に余波

2010年09月05日 13時21分21秒 | 受験・学校

2010年9月3日

写真天井から涼しい風を送る扇風機=幸手小学校

 『酷暑が続くなか、学校の授業が再開した。このところ教育の現場では、子どもたちが勉強に集中できるようにと、「暑さ対策」が徐々に進んでいるものの、自治体の懐具合によって格差があるとの見方もある。 8月30日に1学期後半が始まった幸手市。子どもたちを迎えたのは、普通教室の天井に4台ずつ設置された扇風機だ。幸手小学校の6年生に感想を聞くと、「下敷きをうちわ代わりにしなくてすむ」「快適で勉強がはかどる」と好評だ。 市は夏休み期間中、市立の小中学校13校のすべての普通教室に扇風機を設置。費用は628台で約3100万円と、抑えることができた。  戸田幸男教育長は「勉強しろといっても、こう暑くては集中できない。動きが活発な子どもたちには、エアコンで急激に体を冷やすより、扇風機の風の方が体調管理がしやすいと考えた」と話す。 杉戸町も6月下旬までに、小中学校の全普通教室に扇風機をつけた。白岡町は昨年度は小学校、今年度は中学校に扇風機を設置した。  一方で、エアコンを導入している自治体もある。  県教育局財務課の昨年7月の調査では、公立小中学校の全普通教室2万198のうち、エアコンが設置されているのは4576教室。設置率は約23%だった。  設置率100%の自治体もあり、戸田、和光の両市は小中学校とも100%。さいたま市は96.4%だった。和光市教委学校総務課は「涼しくして勉強に集中してもらおうということ」。戸田市教委学校総務課は「エアコンだと体が冷えるというのは、設定温度の問題だ」と説明する。  「全国一暑い」といわれる熊谷市は扇風機派だ。2005年度と06年度の2年間で、全46校の普通教室に設置した。市教委教育総務課は「全校にエアコンを入れるとなると、巨額の費用がかかる」。  県教育局財務課によると、国は06年度から、施設改修などでなくてもエアコン設置に対し、費用の3分の1を補助している。同課は「比較的財政が豊かな自治体でエアコンの設置が進んでいるようだが、市町村に国の補助制度などの情報提供をしていきたい」と話す。 県立高校は、県予算では普通教室にエアコンを設置していない。ただ、144校中、PTAや後援会などが設置した高校が71校ある。また、航空自衛隊入間基地に近い15校は、防衛省が設置しているという。防音対策で窓を閉めやすくする措置だという。 私立では、ほとんどの学校にエアコンがある。県学事課によると、小学校は全5校、中学校は23校中22校、高校は47校中46校に設置済み。県私立中学高等学校協会によると「私立は体育館にも冷房が入る時代」という。』アサヒコム

私立校と公立校の学力格差問題以外にも、暑さ対策で空調設備の完備の面でも公立と私立の学校格差が有ると言うのも現実のようです。確かに私立校に入学金も授業料も設備費高いですが。来年度から新学習指導要領で教科書の内容が増え、授業時間が増えて夏休みも削減される様相を呈している状況では、公立校も暑い夏場に学校で涼しく勉強出来るような学校の緑化対策も緊急性が有る問題では無いでしょうか。今年は観測史上最大の暑さで、未曾有の体温より高い記録更新の残暑の厳しい日本の9月です。総務省消防庁は9月3日、8月に全国で熱中症のため救急車で病院に運ばれた人が昨年8月の4.4倍となる2万8269人(速報値)に上ったと発表している現在の状況です。『エアコンで急激に体を冷やすより、扇風機の風の方が体調管理がしやすいと考えるような状況ではないと思います。』日本の今年の暑さは、予測出来ない異常高温の日が続いています。熱中症にならないような対策と学校の建物の状況調査が必要ではないでしょうか。鉄筋コンクリートの学校の校舎では、屋上も焼けて暑く、夏場校舎に直接陽が当たらないように木を植え、散水装置を設置したりする緑豊かな学校の整備も急ぐべきです。国の財政援助と補助がないと夏場暑くして、風通しの悪い立地条件の学校への空調設備の設置は、地方自治体の財政だけでは難しいのでは無いでしょうか。空調設備完備でも、公立校離れと言う今の学校の状況のようです。公立、私立の学力も空調設備や学校の条件整備と言う面で格差是正を望みます。

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    「いじる」行為エスカレート 川崎の中3自殺いじめ認定

    2010年09月05日 11時14分58秒 | 受験・学校
    『 川崎市多摩区の市立中学校3年の男子生徒(当時14)が6月、「(いじめから)友人のことも護(まも)れなかった」という遺書を残して自殺した問題で、同校の調査委員会は4日、調査報告書を公表した。遺書でいじめの加害者とされた4人を含む生徒たちによる男子生徒や友人に対する行為をいじめと認定。集団でこうした行為を容認していた校内の状態とあわせて、自殺の背景となったとした。 報告書によると、男子生徒は昨年5月ごろから、同級生らの求めに応じて周囲を笑わせ楽しませる「いじられキャラ」を演じていた。遺書でいじめの加害者とされた4人が同年10月ごろから、この生徒のズボンを下ろすなどの「いじる」行為をエスカレートさせていった。4人は男子生徒の友人にも昨年5月から今年3月まで、言葉や暴力の嫌がらせをし、男子生徒が数回止めに入ると、男子生徒にさらに矛先を向けるようになったという。調査委はこうした行為をいじめと認定した。  3年になり、4人は男子生徒と友人に対し2年時のような行為をほとんどしなくなったが、男子生徒は嫌だった思いを忘れられず、5月に4人のうち1人の教科書4冊をカッターナイフで切り裂いた。修学旅行後の6月7日、自宅で自殺した。  調査委は、男子生徒が自分の理想とする行動と現実との間で、矛盾を感じていたことなどが自殺の背景にあったと推察した。 』2010年9月4日21時0分
    義務教育の公立中学校の教育目標は、子供達の人格形成を目指すことです。  大阪市立中学校校長会副会長故梶谷巌先生は、戦前は旧制中学校の教員から戦後教育に疑念を持たれ、中学校教育の重要性を考えられ新制中学校の教員に転任された先生でしたが、中学校の1番大切なことは生徒の「生活指導」と言われました。「いじられキャラ」の言葉の綾も持て遊びさせていたこの中学校で、学級担任も生活指導担当の先生も真剣に中学校の教員として取組んで来たのでしょうか。いじめられる子供達は弱いと片付けられる今のいじめでは有りません。お茶の水女子大学名誉教授数学者藤原 正彦先生が、国家の品格』'新潮社の中で書かれていますように自分より弱い者をいじめたり、集団で一人の生徒をいじめるのは卑怯この上なく、悪いことです。品格論には、批判も有りますが正しい筋はあくまで通すべきです。それが武士道の国日本の姿です。ただ今の日本人は、社会正義の実現と言うことが希薄になっていると思います。学校で、ものの通りを教えるべきです。正しいことは正しい、悪いことは悪いと学校で今教えるべきです。常識が通らない学校では、学校教育の意味が有りません。
    今の中学生、いじめられている同級生がいたら傍観して、ただ見ているだけで止める友達ともいないと言うもおかしいことです。私の学校時代は、女の子でもいましたよ。勇気有る中学生が減ったのでしょうか。
    友情や良い意味での仲間意識が無いのです。この自殺したこの男子中学生は、友達思いで今時珍しい勇気の有る中学生では有りませんか。川崎市の調査委員会の報告で、『男子生徒が自分の理想とする行動と現実との間で、矛盾を感じていたことなどが自殺の背景にあったと推察した。 』 ですが、いじめを解消するために中学校と川崎市教育委員会の責務で有り、いじめを無くすのが理想と言うのなら何時まで立っても川崎市内の学校では、いじめ事件は無くなりません。いじめられている子供達の辛さや悲しみを認識せず、子供達の目線に立っていないとしか言いようが有りません。
    いじめを無くすのは誰か。心理カウンセラーやスクールカウンセラーでも有りません。常日頃から教育現場に立ち、生徒を教え、生徒を指導している学級担任や生活指導担当の先生方の以外には有りません。教育現場の人権教育がお題目でだけで、教育実践が徹底していなかったのではと思います。人の立場に立って、思いやりの気持を持つ心の原点が空洞化していたのでは有りませんか。マスコミも何でもいじめとじっぱ‐ひとからげ【十把一絡げ】『いろいろな種類のものを、区別なしにひとまとめにして扱うこと。また、一つ一つ取り上げるほどの価値がないものとしてひとまとめに扱うこと。「―にして考える
    いろいろな種類のものを、区別なしにひとまとめにして扱うこと。』に取上げないで集団暴力行為との明確な区別も必要と思います。
    いじめの無い楽しく、明るく勉強出来る中学校になることが天国に行った男子生徒の1番の願いと思います。自殺した生徒は、いじめと闘った戦士とかメンタルカウンセラーは、言う人も有りますが自分の子供が自殺したのではないから言えることで残された家族への思いやりの無い考えと思いました。いじめられたいじめ仲間への抗議、自分の死を持って示した見せしめとの自殺とも言われますが。後に残されたご両親の事を考えますと本当に胸が痛みます。
    いじめに負けず、いじめを無くす為に生き抜いて、戦い抜いて欲しいとも思いました。
    いじめた生徒も同級生を自殺に追い込んだことは、人の道としてモラルの面からも許されることではなく、一生心に刻まれることと思います。同級生を自殺に追い込んで、いじめ仲間は幸せになれる筈は有りません。自殺した男の子御両親や家族を悲しみのどん底に落とし入れて、法律で罰せられても二度と失われた命は戻って来ません。同級生を自殺に追い込み、同級生の家族を不幸のどん底に蹴落としてこれからの長い人生を救われる道は有りません。人の幸せや人の為に尽くそうとしてない自己中心的な子供たちが増えていることは、今の教育に問題が有ると言わざるを得ません。天は、お見通してです。悪因悪果、因果応報で、悪い因縁を作ったことをいつか後悔する時が来ると思います。自分人生の最期に同級生を自殺に追い込み家族を不幸にし恨まれるよりは、少しでも人の為に社会に役立ったということを成し遂げたほうが自分の人生にも後悔が残らず良いのではないでしょうか。いじめっ子の皆さんに土方歳三の名言『男の一生は、美しさをつくるためのものだ。』を送ります。この男子生徒の中学校の先生は、生徒の命、人間の命の大切さを教育者として深く認識していたのだろうかと疑問に思います。近畿大学理工学部教育学岡本武雄教授の京都市内の学校の教壇に立っていた時の教え子が、 自殺したことは教育者として良心に最も恥ずべきことで未だに後悔していることだと以前言われたことを思い出す今日この頃です。教育者としての十字架です。
    いじめが楽しい、面白いと言う精神的な問題を抱えた子供達も多く、小学校から高校のまで友達をいじめ続ける異常心理を持つ子供達もいます。専門の心理カウンセラーでもなかなか解決出来ないのが現実です。いじめている子供達も家庭環境等で問題を抱えている場合が有ると思います。ストレスや欲求不満の解消に同級生や友達をいじめたのでは問題です。
    学校は、教育理論の実践やスクールカウンセラーに派遣で解決と言う前にもの通りを教えるべきです。善悪の判断の付かないカンニングをツイッターに書き込む天下の早稲田大学の学生まで出る始末です。中学校に競争原理を持ち込み、学力競争で子供達を競争させて受験勉強に勝利した所で人間として思いやりの無い、人間性の無い頭でっかちの自己中心的名精神的におかしい人間を養成しても、挨拶も出来ない人としての礼儀も知らない、目上に対して尊敬心も無く、日本語で正しい敬語も使わず手紙文を書く大人を学校が社会に送り出しても仕事や社会生活が上手く行きますか。日本の社会に貢献する、人の幸せや社会のことを考える立派な社会人が生まれ、日本の明るい未来を実現出来るでしょうか。適者生存、自然淘汰の勝ち負けの論理で、日本の社会は、自殺者が増えたり、殺人等事件が増加している人間性疎外、人間性喪失の現実が今の日本の社会現象では有りませんか。未来に希望が持てなく、子供から大人まで心が荒んでいるのは、マニフェストさえ国民に実行しない政権政党の政治家の責任でも有ると思います。

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      かくれんぼの5歳児らお手柄!火災を通報

      2010年09月05日 08時27分47秒 | 出産・育児
       『4日午前11時5分頃、山形県高畠町安久津、農業島津好一さん(60)所有の休耕地から出火、枯れ草約55平方メートルを焼いた。けが人はいなかった。 南陽署の発表などによると、火災発生直後、現場近くの自宅でかくれんぼをしていた大河原光葵(こうき)君(5)ら子供3人が煙の臭いに気付いたという。 3人は炎を確認すると現場から約50メートル離れた食品会社「高畠食品工業」に駆け込み、同社を通じて119番した。同社従業員が、水をくんだたるをフォークリフトで現場に運んで消火にあたり、約5分後に鎮火した。 』『読売新聞 9月5日(日)0時12分配信
      かくれんぼをしていた子供達のお手柄です。煙の匂い嗅ぎ取り、火事の炎も確認した後現場から約50メートル離れた食品会社「高畠食品工業」に駆け込んだのは大人顔負けの見事な行動でした。食品会社「高畠食品工業」の従業員の方が、水をくんだたるをフォークリフトで現場に運んで消火にあたり、約5分後に鎮火させたのも素早い行動と的確な判断でした。未曾有世界恐慌以後心の荒んでいる今の日本の社会での3人の子供達の力と大人の助け合いの気持が一致した消火活動です。

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