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ひな祭り 勝山

2005-03-06 23:00:00 | Weblog
中国・勝山町(もうすぐ平成の大合併の一つで真庭市になります)はJR姫新線沿いのにある古くから出雲街道の宿場として栄えた小さな町です。町の中央には岡山市へ流れ込む旭川が流れており、瀬戸内海の河口から60~70km遡った所にあります。川を使って旭川沿いの中国山地の山々から切り出された木々が川を使って集められた材木の集積所として発達した材木の街です。街のあたりは平坦で流れもゆるく高瀬舟もここまで登ってきていたようです。

これから上流は神庭(かんば)の滝や、湯原温泉を経て蒜山高原の源流になります。

普段は何も無い?小さな街ですが、数年前に始めた「雛祭り」は街道の商店や、普通の個人の家の玄関や庭先に。自宅にある雛人形を飾ってだけですが、その数が多く、一躍観光名所になってしまった。


案内図(小)
案内図(中)


下の写真のような江戸後期の由緒ある雛人形

から、自分の娘の、ないしは自分の初節句の雛人形や、現代の手作り人形まで玉石混合ですが、これだけの数の雛人形が散策しながら見られるのは楽しいものです。
この期間(3月7日まで)は県南の岡山市、倉敷市からも観光バスが出ています。
一週前には児島野崎亭に「雛めぐり」に行ってきた家内と、今日は県北へと出かけてきた。
自宅を10時に出て、岡山ICから高速に乗り、久世ICで下りて、勝山についたのが11:30ころ。少し離れた駐車場まで街のボランティアの人たちが案内してくれる。駐車代が無料というのもいいですね。高速道路ができるまでは、蒜山や大山、湯原温泉に行くときにはいつも通っていたが街だが、高速道路ができて以来、この街に寄ることはめったになくなっていた。

駐車場の関係で、まずは一番奥の地区から散策。
酒蔵がありますが、その前でこの混雑!


昔の酒蔵を改装したレストラン西倉

普段はいいのですが、こんなにごった返している時に寄ってもろくなことはない?ので、レストランにはよらず、道を隔てた製造元直売所へ。この中にも雛が飾っていました。利き酒を少しいただく。そうそう、写真の左のところに「寅さんロケ地」の碑が写っています。
このあたりは蔵が中心ですね。



商店、個人の家の雛飾りを眺めながら散策。旧家では雛人形以外にいろんな物を展示していますが、こんなものもありました。

多分、江戸後期から明治初期かけてのもの。中を見たかったですが、下手に触ると崩れてしまいそうだった。

街を散策しながら
真竹はどこにもありました。実行委員会が配ってるのかな?
これは利用法のアイデアもの。ガラスを挿しこんで展示棚へ。


暖簾も配布物かな?雛人形を展示・公開している店・家のマークのようだったが、この暖簾はここだけ。


出雲街道の宿場町には格子がよく似合う。かごの中にも雛人形。


町民センターが無料休憩所に開放されており、その喫茶コーナーで「ひな弁当」1400円を遅めのランチとする。

帰りは落合まで地道を行き、落合ICから高速へ。途中眠気に襲われて、高梁SAで30分ほど昼寝。岡山ICを下りたのが丁度3時ころだった。