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日々の生活と時々物語を
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Gothic Fantasy

2016年08月26日 07時28分56秒 | 小説
第27話 友といた夏の終わり

影の教会は今日も動いていた。
ルシファーが2体のモンスターを呼び出していた。
「何!それは本当か!」
「はい。シヴァがインキュバスと共にいたと。」
「管理していたメダルを持ち出したそうで。」
「やってくれる。やつは必ず教会へ戻る。街へ行って来い。」
そう言われ2体のモンスターが人間界へ向かう。
一方で周は家でゴロゴロと過ごしていた。
「東京はどう?慣れた?」
「毎日充実してるよ。」
「あんた、部活してるでしょ?しかも大活躍。」
「知ってたんだ。」
「あんたをいじめてたやつらも今じゃ尊敬してるそうよ。」
「東京行って正解だったよ。」
その頃教会で冬人たちは新学期に向けて準備をしていた。
「今日で夏休みも終わりですね。」
「もっと遊びたかったよ。」
2人は夏の終わりに切なさを感じている。
「そういえば周君しばらく向こういるらしいよ。」
「まぁ授業は免除だもんね。あれだけ頑張ったら休みたいわよね。」
「残りのメダルは16枚。何としてでも冬が来るまでに。」
「僕らも余裕はないってことだね。」
するとそこにドアが開き誰かが入室する。
ヴィシャスだった。
「お前たちに報告がある。」
「何ですか?」
「インキュバスからだ。モンスターがこちらに向かっているそうだ。」
「一難去ってまた一難ですね。」
「僕らに休みはないってことか。」
「エクソシスト隊が街を警戒している。連絡があったら即向かうように。」
「それとだが私からも報告だ。」
そこに十神が来た。
「実は帝君がキーメダルを3枚手にした。近いうちに戻り次第渡すとのことだ。」
「キーメダル?」
「来る時に向け力を高める。メダルが届き次第あの場所へむかってもらう。」
「はい。」
「これで残りのメダルは13枚だ。」
「もう13枚。」
「されど13枚だということを忘れぬよう。」
そう言い十神は去って行く。
「私からも以上だ。私も警戒に行って来る。」
ヴィシャスも十神に続いて部屋を後にした。
その頃帝は深い森の中でシヴァと歩いていた。
「なぁインキュバス、俺たちはこれでまた親友として歩き出せるな。」
「ああ。だから帝でいい。」
「ならば俺もシヴァではなく王雅だ。」
「雅、お前は俺と共に神十字教会に仕えよう。」
「そうだな。それに久々のこの世もいいものだ。」
「あの世なんかよりマシだろ。」
「そうだな。俺たちが2人でこの世に来た時のこと覚えているか?」
「ああ。懐かしいぜ。今でもその時の写真あるぞ。」
帝の取り出した写真には2人が仲良く酒を飲む写真が写っていた。
焚火に当たりながらポケットウイスキーを飲み回していた。
帝もその時の写真は軍服に軍帽と巨大な鋏を持っていた。
「そうだ。帝、久々に手合わせでもしようか。」
「いいな。どっちが勝つか。」
そう言い2人は向き合った。
アイコンタクトをしモンスターに変身する。
両者見合い鋏と杖を持って向かって行った。
そして東京にはルシファーの送った刺客が現れた。
「ルシファー様は先ずは人間の命を狩れと仰った。」
「魔法戦士たちに絶望を与えるためのいい薬ですね。」
2人の男が人込みを歩く。
2人とも軍服に軍帽で1人はランチャーともう1人は弓を持っている。
するとそこに警察官2人が訪ねて来た。
「すみません。そちらの持たれている物を少し拝見させて下さい。」
「今物騒な事件が多くてね。とりあえずいいですか?」
すると2体は笑った。
「いいだろう。」
「ここが貴様らの墓場だ。」
そう言い2体はモンスターに変身した。
1体は背中にトゲと突き出た下顎の大柄で筋肉質なランチャーを持った怪物。
「我が名はゴライアス!冥土の土産に覚えるがいい。」
もう1体は黒い翼に鋭い爪と長い髭に2本の角の生やし弓を持ったヤギの悪魔。
「私はバフォメット。もうじきあの世へ送って差し上げましょう。」
それを見た警察官2人は腰を抜かし絶叫し通行人たちは一目散に逃げる。
2体は警察官に砲弾と矢の狙いを定める。
その時だった。
払魔銃の弾丸が飛んで来て2体に命中した。
そこにはエクソシストたちを率いたヴィシャスが立っていた。
「打て!」
ヴィシャスの命で隊員たちは銃を連射し2体を攻撃する。
「人間の分際で我らに盾突くか!」
「あなた方から先に命を狩りましょうか。」
「私が戦う!チェンジオン!」
ヴィシャスは変身しメリケンサックを装備し向かって行く。
その後ろで隊員たちは援護射撃をする。
「やつを打つぞ!」
「そうしましょう!」
2体はヴィシャスに砲弾と矢を放つ。
ヴィシャスは拳で撃ち落としながら前進する。
迫る連続射撃を撃ち落とし2体の目前に立った。
「しまった!」
「ナックルバースト!」
破裂する波動が2体を襲った。
そして教会にも連絡が入った。
「え!モンスターが!」
「ヴィシャスさんと戦闘中!」
「先輩、行きましょう!」
「ああ。早くしないとヴィシャスさんが!」
2人も街に向かって走り出した。
ヴィシャスは激しい戦闘を繰り広げる。
「ナックルマシンガン!」
連続攻撃が2体に命中した。
「ぐあ!」
2体は倒れるも立ち上がる。
2体は攻撃をしようと構える。
「マッハナックル!」
音速の攻撃が仕掛ける前に命中した。
「あの技厄介だ!」
「ここはこうするんです。」
バフォメットがゴライアスに耳打ちした。
そしてゴライアスは前に出る。
ランチャーを構えだす。
そこにヴィシャスは攻撃を放つ。
「マッハナックル!」
その時だった。
横から弓矢が飛んで来た。
ヴィシャスに命中した。
「ぐあ!」
ヴィシャスは倒れる。
「今だ!」
そこにゴライアスは砲弾を撃った。
ヴィシャスに命中し倒れる。
「ぐ…」
ヴィシャスは虫の息だった。
「やはりな。」
「あなたの攻撃力は素晴らしい。ですが防御力は低い。」
「戦い慣れていないお前は攻撃だけに囚われている。」
「ですから上手く行くと油断が生まれ防御に隙が出るということです。」
「それに限界だろう?」
ヴィシャスには疲れが出ていた。
「やはり持久戦には弱いようでしたね。」
「とどめに行くか?」
2体は狙いを定める。
「やめろ!」
隊員たちが銃口を向ける。
「あなた方は彼らと遊んでいなさい。」
バフォメットが下級モンスターの大群を放つ。
隊員たちにモンスターの大群が襲い掛かる。
隊員たちはモンスターとの戦闘で手一杯だった。
2体に矛先を向けられるヴィシャス。
ヴィシャスはここまでかと思った。
その時だった。
「クロスブリザード!」
「クロスリーフ!」
2つの魔法が2体に命中した。
「ぐ!」
「そこまでです。」
「ここからは僕らが相手だ。」
変身した冬人と風馬が駆けつけて来た。
「やっと来たか。」
「ここからが本番ですよ。」
そう言い2体はランチャーと弓で攻撃を放つ。
「ゴーレム!」
「ミノタウロス!」
2人は装備を変える。
攻撃を素手で撃ち落として前進する。
そして至近距離から投げ飛ばした。
しかし2体は空中で体制を整え攻撃を放つ。
2人はまた装備を変える。
「レイキ!」
「セルケト!」
冬人は体を鋼鉄化させ攻撃を無効にする。
冬人は地中に潜り攻撃を避ける。
2体が地上に降りた所で2人は反撃する。
冬人は突進し剣でゴライアスを切り裂いた。
風馬は地上に出て下からバフォメットを剣で突く。
「おのれ!」
2体は距離を取り遠距離からランチャーと矢を連続で撃った。
2人はまたも装備を変えた。
「アヌビス!」
「チェルノボグ!」
連射する攻撃を剣で切り裂き進む。
そして接近し剣で連続斬りを入れた。
威力を増した斬撃が2体を襲う。
「この俺が魔法戦士ごときに!」
「私としたことが何という屈辱!」
そのまま2人は2体を剣で突く。
「ぐあ!」
2体は倒れ2人は最後の技に出た。
「ルナクロスソードストライク!」
「ガイアクロスソードストライク!」
2人の斬撃が2体を襲う。
「ぐあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
大爆発が起こりゴライアスとバフォメットは死んだ。
メダルが落ち2人は拾い変身を解いた。
「すまない。」
ヴィシャスも変身を解き立ち上がる。
「これで残り11枚ですね。」
その頃帝は雅と激しい戦闘を繰り広げていた。
夕闇に包まれる森で火花が散る。
鋏と杖がぶつかり合う。
2人とも疲れが出て息が切れていた。
「やるな。相変わらずだ。」
「お前も鈍っていないな。」
そう言い2人は変身を解く。
「ここまでだ。」
「ああ。楽しかったよ。」
そう言い2人はグータッチを交わした。
一方で周はベランダで夕日を見ながらアイスを食べていた。
今日で終わる夏休み。
冬人たちと同じく切なさを感じていた。
夏の終わりの涼しい風に吹かれている。
風鈴が鳴り悲しく思う周。
するとそこに後ろから窓が開いた。
「周、ご飯よ。今日はお姉ちゃん特製の冷やし中華よ。」
「美味しそうだね。」
「久しぶりの帰宅に張り切っちゃった。」
こうして周は中に入って行った。
魔法戦士たちの夏は終わった。
しかし戦いは終わっていない。
皆来るべき日に向かって歩くのだった。

続く

Gothic Fantasy

2016年08月22日 05時14分36秒 | 小説
第26話 悪魔の傲慢な囁き

帝は冥府に足を運んでいた。
荒れ果てた大地に1人佇む。
するとそこへ1体のモンスターが現れた。
長い白髪に2本の角と4本の腕を持った青白い鬼神だ。
「待っていたぞ。シヴァ。」
「親友の頼みならばな。」
「例の物は?」
「ここより外へ行こう。」
そう言い2人は時空の歪みに入った。
そして周たちは教会でティータイムをしていた。
「どうぞ。アイスコーヒーにございます。」
中原がテーブルにコーヒーを置き部屋を出る。
「いいな。私も高原行きたかった。」
「充実されてたんですね。」
行けなかった和香と冬人は残念そうだった。
「もちろんさ。しかも大きな報告も。」
「ヴィシャスさんがモンスターに打ち勝った。」
周の報告に2人は驚く。
「え!」
「本当よ。ピンチを助けてくれたの。まぁ私は伸びてたけど。」
「そうだ。俺皆に報告があった。」
「何何?」
「実はこの後家帰るんだ。姉ちゃんに話あって。」
「でしたら気を付けて。」
「僕もお土産待ってるよ。」
「あんたはいつもそれね。」
無邪気な3人をよそに和香は寂しそうだった。
周の手を握り囁いた。
「必ず帰って来てね。」
「大袈裟な。大丈夫だから。俺には賢者の石あるし死なないよ。」
「だったらいいけど。そのことで話が。」
そう言い和香は周を連れ外に出た。
「どうしたの?」
「私は年を取って死ぬけど周君はずっと生き続ける。このままで。」
「それは俺も思ったよ。帝と同じく変わらず生きるんだと。」
「私がどんなに年を取っても好きでいてくれる?」
「もちろんだよ。」
「約束だよ。」
そう言い2人は指切りを交わした。
一方で帝はシヴァと廃墟に入る。
「これが今までハーミットが化けた人間の情報だ。」
そう言い分厚い資料を渡す。
帝はパラパラとめくって読み驚く。
「こんなに多くの人間に化けていたのか。」
「ああ。これらの人間の共通点は俺にも不明だ。」
そう言いシヴァは変身を解く。
人間態は軍服に軍帽と杖を持った男だった。
「とりあえず俺は今日限りで影の教会を抜ける。それに今は混乱状態だ。」
「仕方がない。7つの部隊のうち6つも幹部が全滅。」
「残るは俺のいるルシファーの部隊のみだ。」
「とりあえずホムンクルスたちに調べさせる。お前は俺と共に行動しろ。」
「そうさせてもらう。それとこれも土産だ。」
そう言いシヴァはポケットから3枚のメダルを取り出した。
「コカトリス、ムスペル、ユニコーンだ。このメダルを彼らに。」
「ああ。何せキーメダルだ。それも3枚。」
「のこり3枚はもう所持者がいる。やつらを倒し聖騎士に。」
そしてその頃周は1人新幹線に乗って東京を出た。
荷物をまとめ土産を持って席に座る。
久々に会う姉に何を話そうか迷っていた。
車窓の風景が遠ざかる東京を思わせていた。
一方で影の教会は混乱していた。
「もうお仕舞です。我々は全滅の道を辿るってしまっては。」
諦めるベルフェゴール。
「畜生!魔法戦士の分際でよくも!」
激怒するサタン。
「そんなことより明日のためのご飯が先じゃない?」
のん気にお菓子を食べるベルゼバブ。
「何なのよ!ルシファーだけハーミットに気に入られて!」
嫉妬するレヴィアタン。
「部隊幹部の数で勝てないなら色気でも使いましょうかしら。」
悩むアスモディウス。
「ならばここで将軍自ら出向き巻き返せばハーミットから褒美が。」
欲に満ちるマモン。
「そうはさせん!」
そこに現れるルシファー。
「既に俺様が魔法戦士と久坂の娘の元に送り込んだ。一生僻んでいろ。」
傲慢な態度を見せるルシファー。
皆は悔しそうに見ていた。
そして都内にルシファーの送った刺客が現れた。
2人の男が街中に立った。
軍服に軍帽と短剣を2本持った男と軍服に軍帽と大鎌を持った男だ。
2人は突然大量のモンスターを召喚し放つ。
モンスターは人々を襲う。
「さぁ待っているぞ。魔法戦士。」
するとその情報は教会に入った。
周を見送った駅にいた和香に十神電話が入った。
「大変だ!街でモンスターが!」
「今行きます!」
そこに理央が来た。
「和香、これから4人でカラオケ行かない?2人は先にお店いるけど。」
「理央ちゃん、実は今モンスターが!」
「何ですって!」
「とりあえず私行くから。」
「私も行くわ。2人に電話しないと。」
そう言い2人は駆け出した。
向かった先には人々に襲い掛かるモンスターがいた。
そこに変身した和香と理央が助けに入った。
払魔銃でモンスターを撃破する。
それに気づいた残りのモンスターが2人に飛び掛かった。
銃を捨て短剣と杖で攻撃する。
次々に撃破して行き殲滅し辺りに煙が立った。
「お前たちだけか?」
「先ずは慣らしと行こう。」
2人の軍服に軍帽の男が立ちはだかる。
「あなたたちは!」
「我らはモンスター。影の教会アヌビスと。」
「同じくチェルノボグ!」
そう言い2人はモンスターに変身した。
アヌビスは民族衣装を着て短剣を2本持ったドレッドヘアの犬の怪物。
チェルノボグは黒いローブを着て大鎌を持った長い白髪で目が光った骸骨だ。
2体は変身するやいなや2人に襲い掛かった。
2人は魔法で迎え撃つ。
「シャイニーバースト!」
「サンダーバースト!」
2人の魔法が炸裂した。
「畳み掛けるわよ!」
更に魔法を放つ。
「フェアリーシャイン!」
「エンジェルサンダー!」
再び魔法が炸裂した。
辺りに煙が立つ。
そして煙の中から2体の刃が向かって来た。
2人に斬撃が命中した。
「きゃ!」
倒れる2人の前に2体は立つ。
見上げると攻撃を受けるも無傷だった。
「そんな!」
「貴様ら雑魚に用はない。」
「我らが用のあるのは三大魔力の戦士。」
「その中でも最も脅威的な久坂周。」
「やつを倒すべく我らは来た。」
すると2人は立ち上がる。
「周君なら今いないよ!」
「だから私たちが相手になるわ。」
「死ぬぞ。」
「構わない!」
2人は口を揃え言う。
「貴様らなど倒す価値はない。」
「雑魚を倒そうと我らの得にはならぬ。」
2人を傲慢に貶す。
「価値はない?」
「得にならないですって?」
2人は短剣と杖を構える。
「そんなの倒してから言って!」
2人は同時に言い向かって行く。
和香は短剣でアヌビスに攻撃した。
理央も杖でチェルノボグに攻撃した。
2人の攻撃を受けるも2体は余裕で立っていた。
「愚かな!」
アヌビスは短剣で切り裂くように和香に攻撃した。
「くたばれ!」
チェルノボグも大鎌を思い切り振り理央を攻撃した。
2人は倒れるも立ち上がり払魔銃を連射し攻撃する。
2体は弾丸を切り裂き進み2人を攻撃する。
「まだまだ!メディカルシャイン!」
和香の魔法で2人は回復し再び向かって行く。
「ならば我らも!」
2体は体に力を貯めている。
そこに2人の短剣と杖での攻撃が入った。
その時だった。
2体は全てを解放した。
2体の斬撃は波導を放ち2人を襲い命中する。
「きゃーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
2人は倒れ変身が解ける。
「久坂周やつがこないならそれまで街を破壊するまでだ。」
「貴様ら雑魚は指を咥えて見ているがいい。」
そう言い2体は進もうとすると2人は足を掴む。
「させない!」
「雑魚の分際で!」
「抵抗するだと!」
2体は2人を蹴ったり踏んだりするも2人は離さない。
「させない!私たちが行かせない!」
「小癪な!」
2体が2人に刃を向けた時だった。
氷の砲弾と風を纏った弓矢が飛んで来て2体に命中した。
その飛んで来た先には変身した冬人と風馬がいた。
「よくもここまで酷いことを!」
「絶対に許さない!」
そう言い2人は剣を翳し向かって行く。
2体も短剣と大鎌で向かい打つ。
4つの刃がぶつかり合い鎬を削り火花を散らす。
「やるな!流石は月の魔力の戦士。」
「これを求めていた!地球の魔力の戦士よ!」
「僕らも負けられない!フルフル!」
「理央を傷つけ侮辱したことを後悔しろ!ジークフリート!」
2人は装備を変え魔法を放つ。
「クロスブリザード!」
「クロスリーフ!」
威力を増した魔法が炸裂した。
「ぐあ!」
2体は倒れるも立ち上がり襲い掛かる。
「フリーズショット!」
「ロックショット!」
いつもより巨大な氷と岩の砲弾が2体を襲った。
2体は吹き飛ばされ壁に激突した。
「ここは逃げるぞ!」
「逃げて作戦を!」
逃走する2体。
しかし2人は逃がさない。
「クロスブリザード!」
冬人は地面に攻撃を放つと凍った地面が2体を転倒させる。
「アースクエイク!」
風馬の魔法で地震が起き隆起した地面が壁を作る。
逃げ場をなくした2体に最後の技に出る。
「ルナクロスソードストライク!」
「ガイアクロスソードストライク!」
2人の斬撃が2体に命中した。
「ぐあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
大爆発が起きアヌビスとチェルノボグは死んだ。
2人は変身を解きメダルを拾う。
そして夕方を迎え辺りは闇に包まれる頃周は家の前に立った。
ピンポンを押す。
するとドアが開き律が出る。
「周!」
「ただいま。」

続く

Gothic Fantasy

2016年08月18日 07時53分20秒 | 小説
第25話 大地を制す竜人

周は久々に練習に来た。
午前中は剣道部と午後からバンド部の練習をする。
朝から剣を振り午後から熱唱しあわただしい日だった。
クタクタになって1人夕日に染まる中庭のベンチに座る。
疲れ果て心を無にしていた時だった。
「久坂!」
両部の部長が周の前に立っていた。
「何ですか?」
顔を上げると2人は笑顔だった。
「土産美味かったぞ。」
2人は口を揃え言った。
「ありがとうございます。あと2人から教えてもらった技役に立ちました。」
「そうだろう。お前なら燕返しも速攻でマスターすると思ったよ。」
「あのマイクパフォーマンスもお前なら簡単だったろう。」
「はい。」
「とりあえずまた練習来いよ。お前ならもっと強くなれる。」
「またライブで美声を放ってくれ。」
こうして周は教会へ戻って行った。
教会に帰ると風馬が出迎える。
「おかえり!あのさ今度高原行こうよ。」
「まぁ厚いし行きたいかな。」
「だったら決まり。3日後ね。」
そして3日後周は風馬と理央とヴィシャスの4人で高原へ向かう。
早朝の山道を車が走る。
ヴィシャスの運転する車で助手席に周、後部座席に風馬と理央が座る。
後部座席の2人は寄り添って爆睡していた。
「車出してもらって良かったんですか?」
「ああ。私も役に立ちたかったからな。」
「そういえばあれから大丈夫ですか?」
「回復した。まさか憎きモンスターに止められ看病をされるとは不覚。」
「何故モンスターをそこまで。ましてや帝まで。」
「モンスターは全て敵。殲滅の対象だ。やつも影の教会だった。だから許せん。」
「帝は心を入れ替えました。」
「やつは私の双子の兄の命を奪った。」
「え?」
「兄フィリップ・G・ヴィシャスはやつとの戦闘で死んだ。私は兄の跡を継いだ。」
「そのため教会へ。」
「そうだ。そんな中インキュバスは我々に寝返った。」
ヴィシャスがそう言うと車内に沈黙が走る。
その無言のまま車は目的地に着いた。
一同は車から降り外の空気を吸う。
「最高!涼しいし空気美味しいし。」
「風馬の意見にしてはまともだったわね。」
風馬と理央は早速笑う。
「俺はずっと乗ってて疲れたよ。」
「私は一応監視役だからな。くれぐれも不純なことはしないように。」
ヴィシャスが忠告すると風馬は驚く。
「あんた、考えてたわね。」
「考えてないさ。理央を人気のないとこに連れ込んであんなことやこんなことなんて。」
「先輩、それは怪し過ぎ。」
こうして4人で高原を歩く。
緑の大地を4人の足で進む。
爽やかな夏の風に吹かれ歩く。
髪の毛や草木が風に靡く。
晴れ渡る青い空と広がる緑の大地と吹く風に全員の心が現れる。
「僕もこういうとこ来たら今までの悩みも小さく思えるよ。」
「そうね。これを機に私にエッチなことしようとするのやめたら?」
「考えとくよ。」
風馬は残念そうだった。
「俺も来て良かったよ。でも和香ちゃんがいないのは残念だけど。」
「和香も冬人と同じで里帰りしてるからね。僕らしか教会にいなかったし。」
「そうだね。今盆だからね。俺も帰ってないし。」
「私も来て良かった。教会の中にずっといて迷っていたことも小さく感じる。」
ヴィシャスがそう言うと風馬は食いつく。
「ですよねですよね!」
「ああ。怒りも憎しみも心の乱れも不思議と鎮まる。」
「ヴィシャスさんはもっと笑って下さい。私たちそんなヴィシャスさんが見たいです。いつも
堅い顔してばかりじゃ幸せが逃げますから。笑顔でいてくれたら皆幸せです。」
理央がそう言うとヴィシャスがフッと笑う。
「私も1つのことに囚われ大切な物を見失っていたのかもしれないな。」
「そうですよ。僕も思うに帝さんにも優しくしてあげて下さい。もう彼は仲間です。仲間として
認めてあげて下さい。教会は帝さんの居場所なんですから。」
「そうです。あとは皆にも鋭い目じゃなく柔らかい目で話すとかしてみて下さい。だって皆家族
みたいなものです。警戒しなくていいんですよ。仲良くやりましょうよ。」
2人がそう言うとヴィシャスはため息をつく。
「この感じは何だろうな。子供に諭されるこの惨めな大人の姿は。」
ヴィシャスは自分を見つめる。
「ヴィシャスさんは1人じゃないんです。焦らず頑張りましょう。」
「そうだな。これを機に考え直す。私の生きる道を。」
そう言ったヴィシャスの顔はとても爽やかだった。
凛々しい顔が変わったように見えた。
その頃影の教会も動き出していた。
「おい!人間の命を持って来い!今日中にだ!」
サタンは激怒し暴れ回りながら命令する。
「はい。この私にお任せを。」
「言ったな?約束だぞ!」
こうして魔の手が人間界に忍び寄るのだった。
周たちはそれも知らずランチをしていた。
シートを広げ理央の作ったおにぎりを皆で食べていた。
「この梅こんぶ美味っ。理央先輩料理上手なんだ。」
「だろう。理央は僕のフィアンセだからこのくらいは出来て当然さ。」
「偉そうだけどあんたは下手過ぎよ。」
他愛ない話で食事は盛り上がる。
「これが日本食か。こんなに美味いとは。」
ヴィシャスがそう言うと理央がもう1つおにぎりを渡す。
「でしょう。教会は洋食ばかりですからね。」
「この味は感動する。」
「もっと食べて下さいね。」
そして皆満腹になり横になる。
疲れたのか皆眠った。
木漏れ日を浴びながら眠る。
そんな時だった。
突然悲鳴が上がった。
4人は起き上がり駆けつける。
そこにはモンスターの大群が観光客を襲っていた。
変身した周、風馬、理央が助けに入る。
「大丈夫ですか!」
「逃げて下さい!」
3人で次々とモンスターを倒す。
剣と銃でモンスターを撃破する。
全て片付け煙が上がる。
その煙の先から1人の男が現れた。
貴族風の衣装を身に纏った長身の男だった。
「流石は魔法戦士。だがここまではオードブルだ。」
「お前は!」
「我が名はジークフリート。影の教会のモンスター!」
そう言いモンスターに変身した。
その姿は大剣と竜の顔の仮面に竜の毛皮を着た上に鎧を身に纏う怪人だ。
変身したジークフリートは3人に剣で襲い掛かる。
3人は魔法で攻撃する。
「フェニックスファイアー!」
「ビーストハリケーン!」
「エンジェルサンダー!」
しかしジークフリートは攻撃を剣で薙ぎ払った。
そこにジークフリートも魔法で攻撃する。
剣で地面を叩き岩が飛んで3人を襲う。
3人は避ける。
「こうなったらフェンリルで!」
周は装備を変え走り回って翻弄する。
「無駄だ!」
再び剣で地面を叩くと草が伸び周の足を掴んだ。
「しまった!」
倒れる周を草が攻撃する。
「だったらセルケトで!」
風馬は装備を変え地中に潜った。
「愚かな!」
再び地面を叩くと地割れが起こり風馬は放り投げられた。
そこにジークフリートの斬撃を受け風馬は倒れた。
「私だって!サンダーバースト!」
「効かん!」
理央の攻撃を切り裂き前進する。
理央はロッドで攻撃に出るも助走の勢いの斬撃に負け倒れる。
変身が解け気を失う。
「よくも理央を!お前だけは許さない!リーフバースト!」
風馬は渾身の攻撃を放つも剣でガードされた。
そして巨大な剣の一振りの衝撃波が周と風馬を襲った。
「ぐあ!」
2人も倒れヴィシャス1人になった。
「ヴィシャス、お前も戦うがいい。戦って自滅するんだ。」
「ダメです!今変身したら。」
ヴィシャスは戸惑う。
絶体絶命の2人を助けようにも変身すれば思惑通りになる。
ダメだという目をする2人と変身しろという敵。
迷った末ヴィシャスはメダルとバンクを出した。
メダルを入れ変身した。
「チェンジオン!」
変身しジークフリートに向かって行く。
「よくぞ変身した!思う存分暴れろ!」
重い斬撃が襲うも避ける。
そしてベルセルクメリケンサックで鉄拳をかました。
「何の!」
ジークフリートは再び地面を剣で叩こうとする。
そこをヴィシャスは防ぐ。
「マッハナックル!」
音速の拳が魔法を放つ前に炸裂した。
剣を粉砕しジークフリートは倒れる。
「おのれ!こうなったら退散だ。」
すると周は立ち上がった。
「させるか!ヒドラ!」
ヒドラ装備に切り替え毒ガスを放つ。
毒ガスを受けたヒドラは動きが鈍る。
「周、サンキュー。」
風馬は最後の技に出た。
「ガイアクロスソードストライク!」
風馬の斬撃がジークフリートを襲う。
「ぐあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
大爆発が起こりジークフリートは死んだ。
メダルが落ち風馬が拾う。
皆が安心した時だった。
ヴィシャスはベルセルクに襲われる。
体を乗っ取られそうになる。
「俺にもっと暴れさせろ!この体は俺の物だ!」
心の中でヴィシャスに命令する。
「違う!私はもう負けぬ!だから貴様は失せろ!」
「人間の分際で小癪な!」
「お前の負けだ!潔く消えろ!」
ヴィシャスがそう言うとベルセルクの声は消え変身を解く。
「ヴィシャスさん、大丈夫ですか?」
「今のは一体?」
「心配ない。もう迷いは消えた。やつに負けぬ心を持つことが出来たんだ。」
「ヴィシャスさん。」
こうしてヴィシャスは初めて己に勝利したのだった。

続く

オリジナルの

2016年08月18日 03時45分07秒 | 日記


オリジナルのスマホカバーの完成

エンブレムワッペンで軍隊っぽく

王冠のイヤホンジャックにチェーンをつけたりと

ファンタジー風に

軍を率いる王族のような

タッチペンを挟んでチェーンをブックマークみたいにと
手帳風に

これなら王家の手帳みたいだな

イヤホンジャックは外すとなくなるから工夫をしてみた

ストラップでつけてるとなくさない



開くとこう
前は邪魔だし相手は見ないから何もなし

何だかオシャレなスマホになったなった



さらに
チェーンがブラブラならないように
フックで止める

王冠のチャームのフックを

ジャックについているリングにつけ
そこにチェーンとチャームをつけ

ストラップのリングに片端のチェーンをつけて完成

もしかしたら特許とれるかも

秋物

2016年08月09日 02時11分01秒 | 日記


秋物あったから購入

黒のロングカーディガン

インナーを白でシックな印象に

パンツはサルエル風パンツ

スキニーでブーツイン

ごつめのバックルは
ブーツとベストマッチ

ソフト帽を被ってオシャレさup

アクセントに首にはストール

モノクロに赤を差し色にしてみた