またまた、藤沢周平の文庫本を購入した。
私は、購入した本を2007/1/17からパソコンに記録している。
理由は色々あるが、ある時、一年前に購入した本をダブって購入した事があったからだ。
その記録のトップに、この作者の「用心棒日月抄」が記載されている。
その記録を見ると、現在まで、この作者の作品を文庫本だけを数えると、
28冊あった。
この文庫本の帯の「犯罪小説の傑作」と裏表紙の「ハードボイルド犯罪時代小説の傑作」が目に這入り、藤沢周平の犯罪小説は珍しい、まだ、この類のものは読んでいないと思い、「解説文」を見ると、その冒頭に、
「『闇の歯車』を読みはじめて、すぐに気づくことがある。文体が違う。いつもの藤沢周平の文章とはだいぶ違っている。抑制と透明感のある文章ではなく、打ちこむような、あるいはたたみかけるような、速度のある強い語り口ではじまり、その調子がずっと続いてゆくのである。………」
とあった。
これを見て、すぐに、本を持ってレジへ向かった。