づめぶろぐ

『元』レンタルビデオ屋さん・今はケータイショップ屋さんの日常や趣味の話などを色々と。主に映画やゲームの話題です。

デスノート、連載終了(大いにネタバレ)

2006-05-15 14:03:39 | 趣味【ゲーム・PC 他】
週刊少年ジャンプ連載分の「デスノート」が、本日発売号をもって終了しました。
連載終了自体は2週間以上前に107話「幕」を読んだ時点で知っておりましたが、最終話を見届けてからなにかを記そうと、いちお今日まで待っておりました。ネタバレ全開で行くしね。

しかし「108」話という数字で終わらせるとは。計ったかのようですが、107話「幕」・108話「完」と最終二話はページ数的にどうも2つに分けたっぽいので、そうでもないのかも。

さて、あの結末。まぁ妥当な線かなぁ、と思いました。やっぱりジャンプ的・少年誌的に、悪がのさばったまま完結するのはまずかったのだろうか、という大人な事情もあるのかもしれません。夜神月の死で終了するのなら、リュークによってデスノートに書かれて死亡する、というのがストーリーとして最も辻褄があうだろうし。

でも、やはり2部に入ってからのグダグダ感は否めない。月がニアとの対決で負けるにしろ、そのカギを握ったのはジェバンニという今まで完全脇役だったキャラの神がかり的な活躍によっての賜物なんですから--; あの一晩でノート複製したり、銀行の隠し金庫に侵入する技は、ちょっとデスノ的スマートさが欠けらもないですわな。

高田とメロのリタイアも唐突すぎたしねぇ。その後無理矢理こじつけっぽい理屈がニアから語られたけど・・・そう、やっぱ「デスノ的スマートさ」、これを見たくてオレは読んでたんだもんな。最後の最後も、こっからライトがどうどんでん返しを演じるのかを期待してたのですが、もうみっともないったらありゃしない(泣) あんなんライトじゃないよぅ。。。キラじゃないよぅ。魅上もそりゃ「あんたなんか神じゃない!」とキレますわ。松田だけカッコよくおいしい所持って行った感が。。。


思うに、原作者は一部で終わらせたかったのと違うのでしょうか。やはり月vsL、2人の攻防戦あってのデスノだったんですよ。連載時はちょっと不評だったヨツバ編も、延命とかじゃなく充分全体のストーリーボードに入ってたと思うし。
でも超人気の連載漫画をあの一部の時点で完結させる事は、編集側は当然考えてない。そこでL死亡によって一旦区切りをつけ、Lを継ぐモノ登場という形で二部を開始。しかも継ぐモノを正統派と邪道派2人出してきたが、結果3つ巴の攻防戦を月vsL以上のモノに昇華して描く事は出来ず、となってしまった感じですね。

これ以上ダラダラ続ける事は、サスペンスな内容の漫画としてもう無理だったのでしょう。だって商売としては、これから実写映画が公開って時に直前に連載終了ですよ? 普通には考えられない。ここは作者が筋を通して終わらせた、と思いたいです。

まぁ、巷の意見はまたブログ検索でもして見てみますか。批判的に書いてはいますが、ものすごく久しぶりに週刊連載漫画を毎週楽しみに見てこれたのは事実。一部連載時にリアルタイムでそれを追って、毎週邪推を膨らませて翌週の進行に一喜一憂できたのは至福の時でした(なんか大げさな)。

今は作者に「お疲れ様、いい作品をありがとう」と言いたいです。
コメント (4)
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