マルレーネ・デュマス・１９８５年の作品"Jule-die Vrou"
＊「現代アートの舞台裏」サラ・ソーントン著 （ランダムハウス講談社刊）より抜粋
小山登美雄や辛美沙・林容子等、現代アートを扱った本は種々あるが
このサラ・ソーントンの著書は自らが５カ国を巡った際の現場感、臨場感がストレートに伝わってくる内容となっていてとても面白かった。
そして彼女自身のアート界に対する見方も興味深い。（以下抜粋）
「アート界には今でも魅力を感じている。アート界がおもしろいほどに逆説的な世界、つまり、実利主義的にして理想主義的、エリート主義的にして不思議に解放的な世界である事が、まちがいなくその一因である。それともう一つ、アート界では仕事と遊び、地域と世界、文化と経済といったものの境界が、あいまいになることも関係がある。私には来るべき社会の姿を、アート界が示しているように思えるのである。」
.......うんうん、にゃるほど
「そして（魅力を感じる）最後の理由として、話し声が消え、人ごみが去ったあと、優れた作品で満たされた空っぽの部屋にたたずんで味わう無上の喜びを挙げないわけにはいかない。」........と記述している。
"appearance" acrylic on canvas 22.0x27.3cm 2010 T.wakabayashi
先日、嬉しい事が２つほどあった。ひとつめは姉が蟹をたくさん送ってきてくれた事。
（ココの喜びようもすごかった
）そしてもう一つは、ドイツからの便り。寺田さんに「マイアミで好評だった人のイニシャルの中にTWとあったのはもしか私のことだったのでしょうか？」と厚かましくも尋ねたら私のことだったそうです。（外れてたら恥ずかしい思いだったんですが
）で、以前ドイツで私のポートフォリオを見ていただき「翔べ！鯛焼きくん」を気に入って値段の交渉をしてきてくれたギャラリーの事を質問したところ、シャーロッテンブルグのギャラリーBehaimstrasse（ビハイムシュトラッセ）との事で........
ベルリンのギャラリーDENとの企画で何と来年、１週間私の個展を開催していただける事となりました。
毎年１回は個展を開いていますが、来年はベルリンということで頑張っていい作品を練り上げようと思っています。
また、寺田さんにはいろいろとお世話になり感謝しています。
そしてこのブログについて........１年少々の間でしたが、皆様にご愛読いただき本当に感謝致しております。
毎日のブログ制作のモチベーションは、私の場合、日々読んでもらえる読者の方々に１００％支えてもらってきた事は絶対に間違いありません。ブログのお陰で、今まで見向きもしなかった路傍の花に目が留まったり、１日の生活の張りを感じて歩いてみたり（ご承知の通り続かなかったけれど）空気を美味しいと感じて深呼吸してみたりと、多くの気づきや出会いがありました。
また日々読んで頂く皆様のおかげで、すぐに調子に乗って驕ってしまう自分を戒める（１度自分と向き合う）機会を毎日いただいていたような気がします
只、暫くの間、充電期間を兼ねて毎日更新を一度中断させていただこうと思います。
ただでさえ薄っぺらいこの人生.....予想通り約１年でネタが尽きました。
今後はもっと絵の制作にも精進し、アートシーンでの活動も積極的にアプローチし、且つ現状の仕事（経済活動）との距離の再構築を図り、よりパワーアップして再登場させて頂きたいと考えました。
かっこええ事ばっかり言って、出来るかどうかは全く別なんですが
最善を尽くして１日も早く戻って来たいと思いますのでその際はまた是非よろしくお願いいたします。それとご報告を兼ねた記事更新は今後も随時して参りますので、不定期かとは思いますが是非ご覧になってください。今後ともご贔屓の程よろしくお願いいたします。
（最後にホームページのアイコンを添付しておきますのでご閲覧ください。）
本当に日々ご愛読いただきありがとうございました。
皆様にとって素晴らしい新年を迎えられます事をご祈念し、今年最後のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
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