北海道からとんぼ返り状態で、鳥取の大山へガイド研修に行ってきました。
今回の研修項目は、積雪期のショートロープ技術。ところが日本列島はまたまた強烈な寒気と冬型の気圧配置に覆われ、大荒れ状態。
それでも7日はホワイトアウト状態で視界はほぼゼロでしたが、天気は小康状態なので雪崩を避け、別山の北バットレス中央岩稜に取り付いてみました。
ルート中の岩稜はすべて雪稜と化し、次第に悪くなる天候に状況は悪化の一途。
雪稜、雪壁、ミックス、そして最後に恐ろしいナイフリッジをこなし、頂上稜線へ出たとたんに北西からの強風にたたかれ視界をなくしての下山。久々に気合の入る下山でした。
翌日の朝のNHKニースを見ていると、作家の五木寛之氏が新作の発表をしているところで、氏いわく「山登りの醍醐味は下山にある!」とのこと。まさしくその醍醐味を味わった下山でした。
さすがに8日9日は山に入ることができず、元谷避難小屋周辺で雪崩捜索訓練を繰り返し行いました。
んー、伯耆大山なかなか侮れない山ですね・・・
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