今の時期、登山道の傍の浅い草叢にはゴゼンタチバナとツマトリソウが
咲いています。
この全く別の科に属する植物の花は白くてサイズが同じで、しかも同じ
ようなやや湿った場所を好んで生育するためしばしば混同してしまいます。
ゴゼンタチバナ
ミズキ科の草丈の低い草本。花の付く茎には3対(6枚)の卵~披針型
に葉が輪生状に付けます。花は白い花弁状の総苞片に多数の管状の小花を
付けます。
ツマトリソウ
サクラソウ科の草丈の低い植物。広披針形の葉が互生し茎頂では輪生状
となり白い5~8(通常7)枚の花弁の花を付けます。
ゴゼンタチバナとツマトリソウとはしばしば入り混じって咲いている場所
にめぐり合うことがあります。
両種の並んだ画像では違いは歴然としていますが、群生している場所
では殆ど区別出来ません。