TOKI : LOG

LOGGYと竹坊の物見遊山

きっかけは古写真 -三田界隈ー

2011-10-08 | 消失風景
カメラ片手にブラ散歩。
いつもと違った視線で眺めて見れば、
違った何かが見えてくる。

そのきっかけは古写真だった。
幕末・明治にかけて写された
江戸・東京の風景。
その景色の変化に驚くとともに
ほんのわずかに残っている面影を
探し歩くようになった。

港区三田界隈は、そんな面影が
たくさん残っている。
愛宕山石段前は今もほぼそのまま。

三田1丁目神明坂を下った付近は、
秋月藩黒田下屋敷跡。何となく
当時の佇まいを残している。

慶大裏手の綱坂は、島原藩松平家中屋敷跡
こんもりと木が茂る坂道は、侍がひょっこり
顔を出しそう?


綱坂を登るとジョサイア・コンドル設計という
綱町三井倶楽部の華麗な洋館が。
この辺りは江戸~明治、そして現代の建物が
入り交じり独特な景観を作り出していて、
建物好きにとってはまさにファンタスティックな
空間である。


この三井倶楽部の敷地内に
数年前まで島津佐土原藩の木造長屋が残っていたが、
久しぶりに行ってみると跡形も無い!
区画整理により撤去されたそうで、
何とも残念無念なのであった。


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