工芸大生ってこんな感じ

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Greenの日記

2005年11月09日 | Weblog
メディアアート表現学科のジョンです


最近はプライベートなビデオを制作しているんだ。
今回は僕の作品の中では特別にストーリー性が
強いと思う。

今日撮影が一段落したところだよ。

あんなに退廃的なのがはまるなんて予想できなかった。

ゆでたまごがあんなにおいしいと感じたのは
久しぶりの体験だったんだ。

途中でみんな眠たくなったけど 撮影を止めなかったんだ。
僕がスタッフをまとめたというよりは
僕が何もしないからみんなが協力してくれたんだよ。

半分暴走気味で 誰も僕の言う事なんて聞いてない(笑)
でもそのかわりに暴れてくれるんだ。
僕はそれをカメラを通して頂いただけさ。
いただきますって食事みたいにね。

チマチマ絵コンテ見せながら説明して進めようかとも
思ったんだけど、僕が短気で怒ってしまったら
僕が無能な人間だってことになってしまうし
これだけ個性豊な人選をした自分自身を始めて
信じはじめたというか
スタッフの潜在能力を現場で引き出すことが
後からやる 僕の編集では生み出せないものに
なると考えたんだ。

少人数秘密主義は監督が一番楽しくて
役者やスタッフは何がどうなっているのか?
どういうふうにくっつくのか
撮影が終わっても全く把握できないだろうと思う。

でもそれがかえって新鮮さに繋がると思う。
大量の接着剤を流し込み
誰も見たことのない映像を作りたいとおもうんだ。
いつもと手法は同じだが
僕の撮影にしては大編成のチームだと思うよ。

協力者に感謝しています。
アリガトウゴザイマス。

何が面白かったって
みんな自分が撮りたいとかいって
ジャンジャンカメラ回してくれているもんだから
カメラから離れてどんどん 指示して
こうしたいんだって言えるのが嬉しかった。

今回実験していることは
即興性と質感だよ。

空間の中に人間がいるというより
人間やモノから派生する空間を作りたいと思っているんだ。

あえてこのヴィデオを通して何を感じてほしいとかは
いわないでおこうと思う。
多分それは見た人が感じればいいことだと思うからね。

何も感じないという人はそれでいいし。
笑いたい人は笑ってくれればいい。

ただ1ついいたいことは
やっと好きなことが創められそうってことだね。