十五夜の月 その４．

出たり隠れたりする、
月齢13日の月。

十五夜の月 その３．

雲が凄い速さで
姿を変えながら流されて行く。

十五夜の月 その２．

昼間、
雷鳴が轟いてにわか雨が降ったりした。
風も強くて
木々の枝がしなって
葉がざわざわ鳴る。

十五夜の月 その１．

今日は十五夜。
しかし満月ではない。
満月は明後日。

冬に向かっている。 その３．

冬は冬で
イベントもあり
青い空はますます青く深く高い青色に
青い海もますます青く深く痛い青色に
やがて凍り付くであるよ。
この薄絹を纏ったように
やんわりした空の青も
今のうちだけ。

冬に向かっている。 その２．

寒いといっても
まだ
指先の感覚が麻痺するほどではないし
顔面がびりびり痛むとか
耳がちぎれるように痛むとか
鼻毛が凍って息を吸い込みにくいとか
吐いた息が真っ白とか
まだまだ全然。
でも
確実に冬に向かっている。

冬に向かっている。 その１．

夕刻も寒かった。