今日は今年の仕事納め。
大阪の上六にある高津ガーデンで、日本教育相談学会大阪府支部のセミナーでした。
「グループワークを体験させて下さい。」
というオファーでしたので、模擬授業とセミナーとを合体させた内容にしました。
大阪、奈良、和歌山から14名の参加です。
みなさん教育相談がご専門の方たちですので、「自分自身と対話する」「自分自身の感情をつかむ」というようなことに力点を置きました。
しかも、セミナーですので普段できないことにもチャレンジしました。
その結果、みなさんから深い気づきをいただきました。
わたくしも勉強になりましたよ。
書籍も20冊用意したものがほとんど売り切れました。
ありがとうございます。
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いじめ・不登校を防止する人間関係プログラム |
深美隆司 価格:¥ 2,000(+税) | |
学事出版 |
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子どもと先生がともに育つ人間力向上の授業 |
深美隆司 価格:¥ 1,800(+税) | |
図書文化社 |
あいあいネットワーク of HRS
ホームページURL:http://aiainet-hrs.jp/
グループワークをこえたストレスマネージメントなど多岐にわたるセミナーで大変勉強になりました。
途中の百マス計算では、意外な展開にちょっとビックリしましたが、感情の体験のためにグッドシチュエーションだったと思います。
また、最初のボール回しが時間がかかったことに関して。あの場では言いにくかったのてすが、大人は頭が固い!思い込みや捕らわれなど日常生活での習慣は恐ろしいな~と感じました。
私は自分でいうのも何ですが、中学生の子どもたちとグループワークをする機会(ファシリテーター含む)が多いので、50歳代でも深美先生のトラップに引っかかりにくかったなぁ~と思いました。
いろいろな気づきが多かったので、今後の活動にいかしていきたいと思います!
研修の中で、アクティブラーニンングの重要性も話題になり、高校の進学校では難しいという指摘がありましたが、高校でも様々な取り組みがなされています。今月出版された「アクティブラーナーを育てる高校」(学事出版)の中で最新の実践事例も紹介されています。私は高校に勤務していますが、今後は中学校等での取り組みにも関心を寄せていきたいと思います。
B このような研修会に参加させていただくのは初めてでしたが、心から楽しんで学ぶことができました。
子どもたちに実践するときに、もう少し実情(学校現場の状況)を考慮して取り組んでみたいです。アクティブラーニングが本格的に必要になるなかで取り組むイメージが湧いてきました。
C 楽しかったです!! 学校へ戻って、是非、実践してみたいと思います。
D 楽しいひと時を過ごせました。もっといろいろなワークを体験したいと思いました。
E 早速、HRでやってみたいと思いました。
F 小学校で活用するワークショップより中高生向けのものでしたので、目新しく経験させていただきました。
G 教育問題を考えるのに、社会情勢も考える必要があったことに気づきました。いろいろなワークを通じて気づきの多い3時間でした。
H キャリア教育を進めるうえでも重要な事項であり、整理できました。やはり実際にやってみることは大切です。実践に生かしていきたいと思います。
I グループワークの実践の意味が理解できた。現場の学校で実施できるかが疑問に残る。少数の人間関係の苦手な子どもをどう参加させるかが疑問に残る。
J ファシリテーターのパフォーマンスがかなり重要な要素だと思いました。時にその場に溶け込み、時に気づきや思考を深めるよう誘導し、時に参加者相互の交流を促し、多様な働きかけをしていました。しかし、もっとも気をつけるべき点は「予定調和的になってはいけない」ことだと痛感しました。当然ですが、「こんなふうに考えましょう」というのでは、子どもたちのアクティブな学びにはならないのです。気をつけたいです。
ワークショップ&ファシリテーションの授業ですので、Jさんが書いておられるように「予定調和」はなじみません。つまり、一方通行の教え込みではいけないということです。昨日、テレビの地上波の全国ネットで映画「ビリギャル」をやってましたが、坪田先生(実在の先生です)のような立ち位置(支援する)が重要なのです。教室で実施をするのですが個別支援で行うのです。全体で個別支援というのは矛盾を感じる方もおられるかもしれませんが、ファシリテーションであることがそれを可能にしてくれます。
②人間関係の苦手な子どもをどう参加させるか?
そもそも、人間関係を深めていくためのワークショップですので、「人間関係が苦手」な子どもさんにとって必要なものであるということが大前提です。ですので、人間関係が苦手であるということを放置するのではなく、教育課題としてテーブルに載せるためのプログラムであるということです。個別支援のファシリテーションのもとでは、苦手な子どもも徐々に成長を遂げていきます。