t-catの徒然寄稿

興の赴くままの煩悩炸裂日記です。買い物(散財)やら、最近のハマリ物公開中。猫(ラグドール)と暮らして18年が過ぎました。

良い物を見て来れたんだなあと思う

2018-04-07 20:35:57 | レコメン・スクェア
赤毛のアン(1979) OP&ED [ステレオ]


あんまり「私の子供の頃は」は連発したくありませんが、
残念なことにその禁句をつい口にしてしまいたくなる
年齢に突入したようです。

私は、皆さんご承知の通りあまり若くないですし(大笑)
いわゆるオタクという言葉が生まれる前あたりから
その手の活動をしてきた前科があります。

当時は家庭用ビデオがまだ普及するか
まだし始めたばかりで
大変高価でした。

ですので、TV番組は原則として
本放送中に見て、
見返すことはまずない。
あるとしたら再放送しか機会はありませんでした。

また、当時は大人・子供の線引きがはっきりしていて、
もうそろそろ卒業しなければ、という理由で
趣味から離脱するもんでした。

オタクは、「まだ遊んでいいんだ」という
機会を多くの人に与えてくれたんですね、
救われた人も多いと思う。

閑話休題。

で、ビデオがないから、
チャンネル争いも熾烈、
TVは一家に一台が普通でしたからね、
何でもかんでも見たいものが見れたわけじゃない。

我が家の場合、妹達が年離れてましたので、
日曜の夕飯時間帯は
サザエさんから(その前にもアニメがあったけど。
ガッチャマンとか)
世界名作劇場で終わるのが通例でした。

ええ、オタクでしたから、
ヤマトもガンダムもリアルタイムで見てました、
好きでした。
ですが、不思議と、世界名作劇場の赤毛のアンは
忘れられない作品なんですね。

子供向けといいつつ、
このオープニング曲は子供は歌えないでしょ、っていう
難易度の高さですし。
オープニングの垢抜けた映像はしっかりと脳裏に
染みこみました。

先頃、高畑監督がお亡くなりになった報を受け、
赤毛のアンに関わっていたとのことでしたので
無性にオープニングを見たくなって仕方なくなったんです。

スポンジが染みこむように
なんでもかんでも吸収しまくった年代の時に
良い物を見てこれた過去に感謝すると共に、
良い作品を世に送り出してくれた皆さんに
ありがとうと言いたい。

いい歳した今になって思い返せる作品が
赤毛のアンのこのオープニングでよかったなあと
自画自賛する私の過去。

高畑監督のご冥福をお祈り申し上げます。

しかし、関わった作品でびっくりしたのが
太陽の王子ホルスの大冒険ですよ。
これは名作中の名作です、
どのシーンも、セリフも、忘れてないですからね、
私が子供だったから覚えていたのか?
いやいや、作品の力がすごかったんですわ、きっと。
ホルスは、もう一度見たいかというと、
あまり見たいとは思わない。
しっかり覚えているので、記憶の補完は必要ない。
それだけ完成度の高い名作でした。
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