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スタジオSZ8(鈴八)のぬるめの日常

エヴァンゲリオンと巨神ゴーグが似ているという話

2014-08-26 | アニメ、漫画
以前から、書こう書こうと思っていたのに、なかなか機会がなかったテーマですが、テレビで放送されるのを機に、書いてみようかと。

エヴァンゲリオン(以下エヴァ)を、最初にテレビで見ている時から感じていたのが、安彦良和監督の「巨神ゴーグ(以下ゴーグ)」と似てるなあ。という事です。
ゴーグに関してはこちらを→巨神ゴーグnetへ(あるんだもんなあ。びっくりしたよ)

もちろん、ストーリーとか全然違うのですが、共通点がいくつもあるんですよ。

1.一作家の個性が色濃く出た作品。
 多数のスタッフで制作される事や利益関係が複雑なテレビアニメで、これほど個人の個性が前面に出るアニメというのは、あまりないような。

2.主人公メカのテクノロジーが未知のもの。
 ライディーンとかもあるにはあるんですけどね。そういうの。でも、なんとなく意思があるような表現がされたり、使っているのにワケワカラン。みたいになるのもなかなか珍しい。 変形合体しないところも…。

3.舞台が閉鎖されてる。
 エヴァが「第3新東京市」ゴーグは「オウストラル(新)島」。一応、外の世界も確実にあるんだけど、ほぼ主人公の視界の範囲内で、物語が展開される。

4.父と子の物語がひとつの柱。
 エヴァは言うまでもないけど、ゴーグも父と子というのが大きなテーマとなっている。主人公、田神悠宇の実の父は、物語開始時にはすでに他界しているが、「船長」がその役を背負っていることは明白。
 ただエヴァは「母」も大きな要素であるのに対し、ゴーグでは希薄と言う違いがある。
 ちなみに、主人公の年齢もほぼ同年代と言うのも共通点だけど、テレビアニメの特性を考えると、これはまあ、蛇足。

5.敵味方が複雑。
 多数少数入り乱れ、誰が敵やら味方やら。と言う状況が、物語後半になるとどんどん加速している。
 エヴァが「主人公対使徒」という一元的な構図でないのと同様に、ゴーグも「主人公対GAIL」と言う単純な図式で終わらない。
 また、舞台の外で、主人公には手の出せない正体不明の一大勢力が存在してるのも、同じ。

と、まあ、今思いついた所を箇条書きにしてみました。
また、思いついたら加筆するかと思います。

もちろん、大きな違いもあります。
これは共通点1にも関連するのですが、エヴァが、新しい映像表現を意識して作られた事に対し、ゴーグは、現在得られている表現方法を質を高めて作成するという方法を取っている事があげられます。

そして最大の違いは、ゴーグの物語が終演に近づくにつれ、どんどん収束していくのに対し、エヴァはどんどん拡散している。という事でしょうね。

 

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