スタジオSZ8のブログ

スタジオSZ8(鈴八)のぬるめの日常

しっくりこないぞ!「アナと雪の女王」(ネタバレ有)

2014-08-06 | 映画、ドラマ、テレビ
我が家は、夫婦そろって捻くれた所があって、
「さあ、この映画でみんな感動してますよ~」
的にマスコミに取り上げられる映画ってのを、敬遠する傾向があります。

「アナと雪の女王」も、そんな作品の一つで、ずっと避けて通ってきたのですが、子供たちの「見たい圧力」もありまして、BD(DVD)発売という事で購入し、そろって鑑賞となりました。

が、観終わった感想は、夫婦そろって
「うーん、こんなもんなの? なんかすごい感動とか煽ってたけど」
と言うものでした。

「期待値が大きかったんじゃないの?」
と思われるでしょうけど、これと同じようなパターンの映画に「タイタニック」があります。
映画もDVDも避けてたのですが、衛星放送で放送されたのを機に、鑑賞したことがありました。
「タイタニック」は、すごい事に、舞台のストーリーはもう決まってます。
奇跡的にタイタニックが沈没しなかった。と言う結末はありません。にも関わらず、二人の感想は
「ものすごく悔しいけど、感動しちゃった。泣いた」
となりました。アカデミー賞を総ナメしたのも納得だし、世間が騒ぐのも仕方がないと思いました。

が、「アナと雪の女王」には、それがなくて、
「まあ、よくは出来たディズニー映画ではあるけど、映画史に残る名作って感じはしないけどなあ」
と言う思いしかありませんでした。

僕個人の感想としては、
「舞台としての世界が弱すぎる(突っ込みどころが多い)」
「敵役に一捻りはあるけど、弱すぎる」
「ストーリーの唐突な部分が気になって仕方がない」
「最後のキーワードの処理は、それしかないだろうけど、それじゃ予定調和」
という事でしょうか?

例えば、国王が亡くなってしまい、戴冠式まで3年は国王なしと言う状態。次元が言いますよ「そいつぁ~妙だな~、(大公ってのは王様のこったろう、)今は王様無しってわけかい?」」って。
その間、摂政でもいて、それが悪役だったりしたら、結構納得したと思うんだけど、まあ、それは結果論。

一番、しっくりこないのは、例のシーンですよ。何十回とテレビで流されたあのシーン。
その寸前の場面で、自分の能力がばれ、国や家族を捨て、一人山に逃げた直後に「ありのままに生きる!」って、立ち直り早すぎるだろ(笑)。とか、
「ありのまま」はいいけど、後で国民がどんだけ混乱するか、その辺はどうでもいいのか!?(戴冠直後の女王がトンズラしちゃたんだよ)。とか、
無理だと思うんなら、妹に皇位を継承しとけばよかったじゃねえか?とか。
もう、物語から、感情移入というものが乖離してしまいました。
その前に、ストーリー的にワンクッションなり、あれば良かったのかもしれませんが…。
伏線も回収しきれてないし、その辺も…。

まあ、ディズニー映画らしい映画ですし、観て損はしないレベルではあると思いますが、あの、
「アナと雪の女王」を見ないなんて非国民よ!!
的な放送はいったいなんだったんだろう。と言う感じです。
「アナと雪の女王」が原因で離婚。などと言うトピックがネタとしか思えないほどです。

もっとも、これは個人の意見(便利な言葉だなあ)ですので、ご自由に評価してください。

ま、一番の突っ込みは「こっちが主人公かい!?」でしょうかねえ(笑)。
コメント
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