スタジオSZ8のブログ

スタジオSZ8(鈴八)のぬるめの日常

「ジェイソン・ボーン」シリーズ3連発

2008-10-06 | 映画、ドラマ、テレビ
 「ジェイソン・ボーン」シリーズと言うのは「ボーン・アイデンティティ」(以下1)から始まり「ボーン・スプレマシー」(以下2)「ボーン・アルティメイタム」(以下3)と続く、マット・デイモン主演のアクション映画です。
 どの作品も、おもな舞台となる欧州が冬で、雪や雨という設定で、湿った、暗い感じのする、どちらかと言うと「陰」側のアクション映画となります。
 「ダイハード」のように、どんな時でもジョークや減らず口を言う様な事もなく、表情もあまり変わらないと言う主人公(マット・デイモンらしいっちゃあ、らしい)。
 アクションも泥臭く、必ずあるカーチェイスも決してスマートな作りじゃない(ボコボコぶつかる)と言う映画ですが、1を見たときから「これは面白い」と見てました。
 その後、2.3と見て来たのですが、その間隔はかなり空いていました。
 それはそれで面白かったのですが、今回機会があって3本をまとめて見たら、一つ気がついたことがあります。
 気がついている人には「今頃気付いたのか!?」という事なんですが、2の最後にエピローグ的に1シーンがあるんです。
 2を見ている時には「ああ、エピローグだな」程度にしか思っていなかったのですが、それを踏まえて3を見ていたら、「あれ? このシーンなんか見たことあるような気がする」と思ってDVDを停め、2を見返したら、そのエピローグだと思っていた部分が、3のクライマックスのシーンと被っていた事に(ようやく)気がついたのです。3の大体3分の2辺りの所です。
 シリーズ作品のエピローグが、続編の冒頭になっている。という映画は知っていますが、こんな作りの映画は初めてです。(映画にお詳しい方なら、他にもご存知かと思いますが)
 1は完全に独立した作りですが、2と3はかなりの部分で時間軸が絡んでいます

 多分、2は最後の1シーンの前、ボーンがモスクワを歩くシーンの直後が、3の冒頭になると思うんです。
 ボーンがケガをした状況で、警官に追われている描写から3が始まるんですが、何の説明も無いんです。なんでそうなってるのか、さっぱり判らなかったんです。
 これが2の直後からなら、納得です。
 で、すったもんだ挙句の果て、「良く生きてここまで来れたな」という物語があった後、2の最後のシーンと被る部分が出てきて、3のクライマックスへと進んでいくと言う、非常に凝った作りになっています。
 そう考えると2の最後のシーンの捉え方が、全然変わってきます。
 2を見ている時点では、そうは思わなかったのですが、振り返ってみてみると違和感がある状況でした。
 詳しくは述べませんが「そんなやり取りをするために、お互いそんな行動を取るか?」という違和感です。

 とまあ、非常に凝った作りではあるんですが、重箱の隅をつつくと、2の最後のシーンと3のそのシーンとでは、実は季節があってないんです。
 2は春か秋といった日差しなんですが、3では冬の真っ只中。
 というか、すでに天気があってない。
 2には日差しがあって、地面も乾いているのですが、3では終始日が翳り、地面には雪が積もっているんです。
 まあ、そんなエラーと言うか、くだらない事まで気がついた。というお話です。 
コメント
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