
1992年公開のフランス映画です。1930年代のヴェトナムが舞台で、ヴェトナムは、当時フランスの植民地でした。主人公は、老いた父親と農園を経営している中年女性で、カトリーヌ・ドヌーヴが演じています。公開当時は49歳です。私は高校生の時分に、彼女の魅力が全く理解出来ないで友人と美人か否かで議論しました。本作では、既に中年に達した彼女は体つきがしっかりおばさんになっていましたが、顔の造作は骨格が更にしっかりしただけで同じです。で、今鑑賞すると、完璧な頭蓋骨に肉薄で造形した美しい顔であると結論しました。成る程美人です。
さて、本作は、主人公のフランス人女性が、ヴェトナム人の友人夫婦が亡くなったため、ゴム園と一人娘と共に預かり、年老いた父と共に、ゴム園を経営し娘を養育しています。しかし、フランスの植民地として搾取されてきた人々が、共産主義勢力によって次第に目覚め始め、やがて、主人公はゴム園を手放すことになりました。そして、年下の恋人ともすれ違いに終わってしまう。正に時代に翻弄された一人の女性を描いています。
私が好む分野の作品ではありませんが、非常に丁寧に作り込まれた映画で、当時の社会情勢が冷静に描かれています。俳優陣も見事な演技で、皆魅力的でした。ヴェトナムの美しい風土が物語に奥行きを与えています。フランス人の感性の豊かさを感じさせる秀逸な作品です。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/インドシナ_(映画)
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評価は5です。
さて、本作は、主人公のフランス人女性が、ヴェトナム人の友人夫婦が亡くなったため、ゴム園と一人娘と共に預かり、年老いた父と共に、ゴム園を経営し娘を養育しています。しかし、フランスの植民地として搾取されてきた人々が、共産主義勢力によって次第に目覚め始め、やがて、主人公はゴム園を手放すことになりました。そして、年下の恋人ともすれ違いに終わってしまう。正に時代に翻弄された一人の女性を描いています。
私が好む分野の作品ではありませんが、非常に丁寧に作り込まれた映画で、当時の社会情勢が冷静に描かれています。俳優陣も見事な演技で、皆魅力的でした。ヴェトナムの美しい風土が物語に奥行きを与えています。フランス人の感性の豊かさを感じさせる秀逸な作品です。
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