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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その301) 頏 頡 顋 顫 顴 颯 飆

2016年08月27日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その301)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<頏:コウ、のど、くび>
・のど、くび:(のど=くび(大漢和))熟語ナシ。
頡頏(ケッコウ)=飛び上がり、飛び降りる(字通)。「燕々、于に飛び、頡頏す」
*「頏」:(漢字源)①鳥が羽をのばしてまっすぐ舞い降りる ②まっすぐにのびた人のくび
(参考)「頡(ケツ、キツ、みだ(れる))」:(ここでは)舞い上がる意あり。

<頡:ケツ、キツ、みだ(れる)>
・みだ(れる):頡滑(ケツカツ):錯乱する(出典・荘子)、頡頏:上下する、匹敵する
漢検2:「頡頏(ケッコウ)」=①鳥が飛び上がり、また、飛び降りること。②張り合うこと。人に屈しないこと。“キッコウ”とも読む。類:「拮抗」「頡」:①まっすぐにのびた首すじ ②鳥が飛び上がる

<顋:サイ、あご、あぎと、えら> 
・あご、あぎと、えら:顋頰(サイキョウ)=あご
*顋臉(注)=ほほ、頰
*顋腺(サイセン)=耳下腺のこと *顋脚(サイキャク)=蟹の葦=顎脚
(注)大漢和にのみ掲載あり。ただし、発音記号のみで読みフリ表記なし(サイ“レン”と読めそう・・・)以下に記載したとおり、「サイレン」でも間違いではないが、現行音で読むなら「サイケン」でもOKとなりそうではある・・・。
(「臉」に、ケン、セン、レン音あり(大字源)。ただし現行音は“ケン”のみ。
 「ケン」=①ほお ②まぶた 「セン」=あつもの 「レン」=①ほお(ケンの①と同じ) ②かお
 ちなみに、
「ケン」=臉「月+韱」(レンセン)←対象外漢字=猪の腸のあつもの 
「レン」=かお、面子などの意。熟語多し。例:臉面(レンメン)=対面、面子、面目。)

(参考―既掲載記事)
<顋門(ひよめき)>=泉門。おどり。
・第2版の「由来」ってのに、「脈を打つたびに、ひよひよと動くことから。」とあった。こういうのは分かりやすい説明だからOK。
・泉門=①黄泉の入り口 ②「ひよめき」に同じ。 広辞苑では、「ひよめき=泉門、おどり、おどりこ、しんもん、そうもん」と出てた。
・このうち、「しんもん、そうもん」は、漢字では「顖門」と書く。(「顖」はもちろん、対象外漢字。)

<顫:セン、ふる(える)、おのの(く)、おどろ(く)> *漢検2「おのの(く)」訓ナシ・・・意味にはあり。
・ふる(える)、おのの(く):顫動=ふるいわななく、ふるいうごかす。顫微=ゆらゆらする、顫筆=筆をふるわせる。寒顫、胆顫
・おどろ(く):顫恐=おどろきおそれる。驚顫

<顴:カン、ケン、ほおぼね> *カン(慣用音)ケン(漢音)
・ほおぼね:顴骨(ケンコツ・カンコツ) *漢字源も「ケンコツ・カンコツ」、他の3辞典は「ケンコツ」のみ。
*他に、頰顴、高顴、面顴、両顴・・・

<颯:サツ、ソウ、はやて> *漢検2「はやて」訓ナシ(意味③にはあり)
・はやて:該当熟語見当たらず。
颯颯(サッサツ)=さっと風の吹き起るさま、その風の音。他の辞典では「サツサツ」読みが多いが・・・。=颯然(サツゼン)
颯爽(サッソウ)
*颯灑(サツサイ)=風の吹き散らすこと、また、草木を吹く風の音。
*颯辣(サツラツ)=勇ましく強いこと

<飆:ヒョウ、つむじかぜ、かぜ、みだ(れる)>
・つむじかぜ、かぜ:飆風=つむじ風、暴風、はやて。飆飆=風がはげしく吹くさま。風が強く吹きあがるさま。飆塵=風の吹き上げる塵=飛塵。風に舞う塵(字通)。飆馳(ヒョウチ)=暴風のようにかける、飆忽=疾風=猋忽、飆起=風のようににわかに起る、飆輪=①風輪 ②太陽
・みだ(れる):飆回=みだれる=飆廻

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