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熟語の読み・一字訓読(実践問題その6) 頌 淹 晤

2014年09月10日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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熟語の読み・一字訓読(実践問題その6)です。回答はマウスを動かせば、すぐ見られるようにしてあります。参考までに、末尾に、解説や周辺知識等を記載しています。当面、1級対象漢字から整理していきます・・・。

問題1 「頌」 ①頌歎(ショウタン) ー頌()める  ②偈頌(ゲジュ) ー頌(たた)える  ③頌礼(ヨウレイ) ー頌(かたち)  ④頌繋(ショウケイ) ー頌(ゆる)やか  (注)(2017.4.12追記)②と④は下記解説も参照のこと。

問題2 「淹」 ①淹没(エンボツ) ー淹(ひた)す   ②淹漬(エンシ) ー淹()ける  ③淹病(エンビョウ) ー淹(ひさ)しい  ④淹恤(エンジュツ) ー淹(とど)まる  ⑤淹博(エンバク) ー淹(ひろ)い、 淹(ふか)い ⑥淹茶(エンチャ) ー淹(い )れる

問題3 「晤」 ①面晤(メンゴ) ー晤(あ )う  ②款晤(カンゴ)、晤語(ゴゴ)、 ー晤(うちと)ける  ③開晤(カイゴ) ー晤(あき)らか

<解説(周辺知識)>
問題1 頌:ショウ、ジュ、ヨウ、ほ(める)、たた(える)、かたち、ゆる(やか)
<「しょう」と読み、「ほめる」「たたえる」意の熟語>
「頌徳(しょうとく:功徳をほめたたえる)」、「頌歌(しょうか):ほめたたえて歌う)、「頌詞(しょうし):ほめたたえる内容のことば・文章)、
「頌詩(しょうし):ほめたたえる内容の詩)」、「頌辞(しょうじ):ほめことば」、「頌述(しょうじゅつ):ことばや文章でほめたたえる)」、頌春(しょうしゅん:新年をことほぎ、たたえる)」、「頌声(しょうせい):人の徳や功績をほめたたえる声、歌声)」、頌歎(しょうたん):感心してほめたたえる)」、「頌美(しょうび):人の美徳をほめたたえる)」など。四字熟語では「歌功頌徳 (かこうしょうとく)」「頌徳頌功 (しょうとくしょうこう)」など。
<「じゅ」と読み、「たたえる」意の熟語>
「偈頌(げじゅ)」:「偈(げ)」ともいう。 仏徳をたたえる詩。 多くは四句からなり、教理や悟りの境地などを表現する。「偈陀(げだ)」「伽陀(かだ)」とも音写し、意訳して「偈頌( げじゅ)」ともいう。なお、  「頌偈(じゅげ)」と読み書きする場合もあるので注意!! <2017.4.12追記>「偈頌」・・・漢検2および大字源では「ゲショウ」とも読むとなっている。なお、「頌偈」は“ジュゲ”読み(大字源)。“ショウゲ”読みは見つかっていない。
<「よう」と読み、「かたち」を意味する熟語>
頌礼(ようれい) 」:顔つきや立ち居振る舞いに関する儀礼、この「頌」は「姿、かたち」の意味で「ヨウ」とよむので注意!!)。
<「しょう」と読むが、「ゆるやか」を意味する熟語> ⇦ 下記追記を必読のこと。一部内容を補筆・訂正しています。
頌繋(しょうけい):かせをはめるべきところをゆるめて、罪人を牢に入れておくこと)」:かせをはめるべきところをゆるめて、罪人を牢に入れておく。鬆(しょう:ゆるめる意)に当てた用法。
<2017.4.12追記>大字源では「頌繋(“よう”けい):罪人を手かせ足かせなどを施さないで牢屋に入れておく。頌は、容と同じで、寛容の意。」 “しょうけい”読みでも“ようけい”読みでもどちらでも通用すると思う。(なお、漢検2辞典では「頌」:🈩ショウ、ジュ と 🈔ヨウ で、音による意味分けをしており、“ヨウ”のほうに、「①さま。かたち。②ゆるやか。ゆるめる。」と記載されている。が、過去問の「麕至」でも音による読み分けで“クンシ”が妥当と思われるにもかかわらず、通用している“キンシ”読みでも〇となった例がある。詳しくは「麕至」の記事を参照ください。) 

問題2 淹:エン、ひた(す)、つ(ける)、ひさ(しい)、とど(まる)、ふか(い)、ひろ(い)、い(れる)
<ひた(す)意の熟語>:淹没:水没する、水びたしに する 淹漬(えんし):水につかること、水につけること=淹浸(えんしん)
<つ(ける)意の熟語>淹漬、淹浸、淹溺:水につける。水につかる。
<ひさ(しい)意の熟語> 淹病(エンビョウ=ながわずらい)、淹月(エンゲツ=期間が一か月にわたること)、淹歳(エンサイ=長く久しい年月、期間が一年にわたること)
<とど(まる)意の熟語> 久淹(きゅうえん)):久しく一所にとどまる 淹滞(えんたい):① 物事がとどこおること。②才能がありながら,下位にとどまっていること  淹留:長く同じ場所にとどまること。滞留。滞在。滞淹(たいえん)、淹久(えんきゅう)、淹泊(えんぱく) 淹宿(えんしゅく):一か所にとどまって一夜を過ごす 淹恤(えんじゅつ):長く他国にとどまっていて、さびしい思いをすること 淹速(えんそく):ぐずつくことと速いこと
<ふか(い)、ひろ(い)意の熟語> 淹究、淹博、淹通(えんつう):学問や知識があって広く物事に通じている、淹貫、淹該、淹博(えんばく):学問・知識が深く広い 「淹博精核」: 広範囲かつ、詳細で確かであること  淹雅(えんが):学問・見識が広く、教養が高くてみやびやかである=博学高雅、淹久(えんきゅう):学問を広くきわめる)、
<い(れる)意の熟語>
淹茶(えんちゃ)
(参考)沸騰した湯に茶葉を投じる方法を煎茶法、茶葉に湯を投じる方法を淹茶(えんちゃ)法というらしい。
「「煎」という語は、「薬草を煎(せん)じる」という用法に見られるように、お茶の葉を、火にかけ沸騰させたお湯の中に入れ、 煮出してお茶を作ることをいう。これに対し、「淹(えん)」という語は、現在普通に行われているように、火から降ろしたお湯で、急須 に入れた茶葉を浸してお茶を作ることを指す」ということだそうです。
(周辺知識) 「江淹、才尽く」江淹(人物名)のエピソードとして最も有名なのが、彼の文才が晩年に枯渇したという「江淹才尽」。
①江淹が宣城太守を辞任し、首都建康への帰路の途中、夢に郭璞を名乗る美丈夫が現れた。江淹に長年預けてきた自分の筆を返してほしいと言ったので、江淹は懐にあった五色の筆を彼に返したところ、それ以来詩が作れなくなり、世間の人々は江淹の才が尽きたと言うようになった。
②唐の李延寿の「南史」では「夢に西晋の詩人張協が現れ、預けていた自分の錦を返してほしいと言った。江淹が懐にあった錦を取り出したところ、数尺しか残っていなかった。張協はこんなに使われては用がないと怒り、錦を丘遅に与えてしまうと、それ以後江淹の文才が尽きてしまった」
と、①と②でやや異なる話を伝える。これらのエピソードに基づき、後世、文人の文才が枯渇することを意味する「江淹、才尽く」という成語が生まれた由。

問題3 晤:ゴ、あ(う)、うちと(ける)、あき(らか)
面晤(めんご):「晤」は、互いに向きあう意。対晤(たいご):顔を突き合わせて会う 晤言(ごげん):「日暮 親友を思う 晤言して用て自ら写(のぞ)かん」(日暮れ時になると寂しくなって友のことが偲ばれくる。顔を合わせ語り合ってこの胸の憂いを除きたいものだ
晤語(ごご):相対してうちとけて語ること。
款晤(かんご):打ちとけて面会する。
開晤(かいご):(「晤」とは「明らか」という意味らしい。)朦朧としていた意識が はっきりした、意識が目覚めたということらしい。

ではまた👋👋👋👋👋


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