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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その92 榜

2015年10月13日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●漢検漢字辞典第2版から・・・標榜の「」・・・だいぶ記載内容が増加しています・・・
<第1版> 音訓:ボウ、ホウ、ふだ 
      意味:①ふだ、たてふだ ②かかげしめす 「標榜」 ③むち、むちうつ *下つき:金榜、黄榜、虎榜、標榜
<第2版> 音訓:ボウ、ふだ、たてふだ、かか(げる)、むちう(つ)、ゆだめ、かじ、こ(ぐ)
      意味:①ふだ、たてふだ ②かかげる、かかげしめす 「標榜」③むち、むちうつ ④ゆだめ、弓の曲がり具合を直す道具 ⑤かじ、舟をこぎ進める道具 ⑥こぐ、舟をこぐ  *下つき:(第1版と同じ)
参考:<現行音訓読み>ボウ、ゆだめ、むちう(つ)、ふだ、たてふだ、かか(げる)、しめ(す)、かじ、こ(ぐ)
・音熟語は①と②の意味の熟語だけなので、なんで、こんなに、訓読みや意味を増やすんだろう・・・ホントに、他の記載内容とのバランスが悪い(ーー)また、増えているようでいて、訓読みの説明などは、実は確とした説明になっていないのでは???
・たとえば、「榜す」の読みが出たとしたら・・・「かかげしめ(す)」なんて回答したら×でしょ?現行読みでは「かか(げる)」と「しめ(す)」は読み分けしているのだから・・・。いいのかな、第1版も第2版も、こんな説明で・・・(ーー) 「榜(しめ)す」「榜(かか)げる」と載せてくれたほうがわかりやすくないですか?
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<ご参考>例によって、大漢和&字通ベースで以前に調べた音熟語です。
●榜:ボウ、ゆだめ、むちう(つ)、ふだ、たてふだ、かか(げる)、しめ(す)、かじ、こ(ぐ)
・ゆだめ:榜檠(ボウケイ)=ゆだめ
・むちう(つ):榜掠(ボウリョウ・ボウリャク)=むちうつ 、榜服=鞭うって罪にふくせしめる、榜撻・榜笞・榜楚=むちうつ 
・ふだ・たてふだ:榜札=たてふだ、遍く衆人に示すために設けた立札、榜令=立札に記した法令・命令、榜顔=進士の2番目の合格者を示す掲示板、榜花:進士及第者を発表する告示板、榜首=科挙の第一合格者、榜上=合格者を発表する掲示板、榜筆=(榜)額(のための?)の大筆(大筆:大きな字を書くのに用いる大きな筆)、榜字=(榜)額(のための?)の大字(大字:単純な字形の漢数字の代わりに用いる漢字)
・かか(げる):榜額=扁額=榜顔(壁上に額をかける、その額(大))、榜文=告示の文、
・しめ(す):榜示=立札で表示する=標榜・榜標、榜売=価格を公示する 
・かじ:「榜、船櫂也」:榜船=かい(かじ)で船をこぐ、榜声=舟を漕ぐかい(かじ)の音 
・こ(ぐ):榜声=舟をこぐ音 、榜船=こぎ船    *かじ(梶・舵・楫):水をかいて船を進めるのに用いる道具。櫓・櫂などの類。
<その他>
*榜具:拷問の道具、榜捶:刑罰に用いる杖  *榜様・榜例:手本、模範 *榜歌:ふなうた、榜師:舟人、榜人:船頭=榜夫

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