マダムのひとりごと 165

　昨日の広島は寒かったです。
高校時代の親友と駅前であったのですが、
調度カープのオープン戦の帰りの方達とぶっつかり賑やかでした。
彼女はお嬢さんと一緒でした。
母と娘の葛藤を彼女は味わいました。
彼女は関西在住ですので会ってお互いの愚痴を言い合ったりはしたことはないです。
もしそのまま彼女がこちらにいてもそんな関係にはならなかっなと思います。
だって彼女は三役揃い踏み（天将星・天禄星・天南星）ですから。
だから今でも新卒で勤めた職場にフルタイムで勤めができるのです。

　お嬢さんの言は、
『こんな人の気持ちのわからん親はいない。』とのことです。
（まぁまぁ、この宿命では仕方ないところもあるわよ）
この度は癌で妻を亡くされた学校に先生に、
『癌で良かったですね。』とさらっと言われたのにぶちぎれたみたい。

　それはね、彼女はお母さんを（あなたのおばあちゃん）を交通事故で亡くされたから。
もう関西にいて、あなたはまだ生まれていなかったっけ。
無免許の未成年の車に撥ねられたのです。
お香典に5万持ってきてそれでおしまい。
昨日電話でおしゃべりしてそれっきり、だったから。
癌だと看病ができてその間にお別れができるでしょう。
あの頃の彼女は鬱状態でどうもならんかった。
私はあなたのお父さんから電話もらったくらいだから。
『交通費だすから、こっち来て話を聞いてやってほしい。』って。
自由なお金がある彼女は買い物依存症になっていました。
似たような洋服と帽子がたっくさんありました。

　そんな話もしたらいいんだけど、
最身強ちゃんは大抵、言葉が足りないのです。
面倒臭くなっちゃうんでしょうね
『それくらいわかるでしょ。』って感じです。
いや～無理ですわ。
とにかくそんじょそこらの人ではかなう相手ではないのです。

　お嬢さんの爪は緑と銀色でした。
（法事でしょ）
すごいミニスカート。
（見えるじゃん）
10センチヒールにゴージャスな巻き髪が周囲の目を引きました。
『私にかまうな』『もっとこっちを見て』
そんな思いがまだまだ渦巻いているのでしょう。

　でも、娘がどんな状態でも気にもせずにいてくれるのはこの母ならでは。
『これはダメ、あれもダメ』
『ああしなさい、こうしなさい。』
こんな（私のような）お母さんよりがよっぽど楽チンです。
でもそれがわかるのはまだまだうんと先の事。
お嬢さんは長い不登校からやっと学校へ通い始めました。
専門職で勉強されています。
今度会う時が楽しみです。