婚活モテ講義 №3

　さて、見た目は可愛らしく女性らしく装ったら
（だって男性って意外と保守的ですから）
『幸福な結婚生活』のための具体的な準備も忘れずにね。
ある程度の家事能力は必要です。
『君のこれが食べたい。』という得意料理の一つや二つはなくては。
　
　ある知人男性のお嫁さんは家事がまったくダメでした。
ただ彼も共働きを希望され、
『この長寿時代、今から家に居られても困る。』という主義で、
二人で稼いでしっかり若いうちは楽しみましょう！というタイプ。
当然、選んだ女性はキャリアウーマン（今はこんな言い方をしないのかしらね）
新婚の頃は海外旅行にコンサートに二人で出かけていました。
左ハンドルの外車を乗りこなし彼を会社まで送る姿はカッコいい！！って思いました。

　でも、このお嫁さん、家事の出来なさ具合が半端なく、
料理は一切ダメ、麦茶はわかすもの面倒、
朝はマックのモーニングセット
『ええっ、朝からマック？！』
驚く私に、
『いえ、朝はマック、昼は各自会社で、夜は仕事が終わって待ち合わせして外食。』

　ええ～、朝からマックっていう感覚はないのね。
そう言えば、
『マックのブレンドコーヒー、回転がいいから豆が新鮮で美味しいですよ、安いし。』
なんて、彼から教えてもらったんだったわ。
（確かに美味しいですよね(#^.^#)
洗濯は全自動。
ドラム式の乾燥までお任せコースで終わったら各自洗濯機の中から必要なものを取り出すそう。
いつだったか乾燥がイマイチでシャツに黒カビが生えていたと大喧嘩になったそうです。
エプロンさん（家事代行サービス）も頼んでいたみたいだけどね。

　結局彼は離婚となりました。
『子供を早く作りなさいよ。』と勧めた時に、
『僕は仕事が切れる彼女が同僚だったらものすごく尊敬すると思う。
　でも、家の事が何一つできない、
　彼女に女性を感じないんです。』
彼の心底困り果てて呟いて顔が印象的でした。

　二人の相性（sexも含め）はまず良いものでした。
時期も悪くはありませんでした。
ただ、結婚ですから、やはり最低限の家事は出来ないといけません。