気ままな趣味の散歩道

趣味にまつわる話題を、デジカメ画像などを活用し郷土の写真、菜園と園芸、郵趣、版画と年賀状などを紹介してまいります。

秋葉山常夜燈(21)粟ヶ岳・日坂方面の4ヶ所

2013-07-13 10:33:10 | 掛川の神社仏閣と文化財

 江戸時代から続いた火防の神様「秋葉神社」詣での道筋に建てられた秋葉山常夜燈。今の街灯や道路標識に匹敵します。その常夜燈は、愛知県三河地方や静岡県西部地方に集中して見られますが、ここ、掛川市内にも86ヶ所が画現存しています。

 その常夜燈を逐次ご紹介していますが、今回は市内北東部(B地区日坂・東山方面)の4ヶ所をご案内します。

 小画像は東山地区で桜やTV中継等もある粟ヶ岳中腹にある常夜灯で、登山道(車可)の脇にあり、周辺は茶畑になっています。下画像二つも同常夜燈で、茶畑の中や急こう配の途中にあることがわかります。標高の確認はできていませんが、おそらく、掛川市内で最も高い位置にある秋葉山常夜燈ではないかと思われます。「石燈籠:神前型」

  

                         粟ヶ岳中腹にある常夜燈。

 次が、東山大野地区にある常夜灯で、津島神社の境内にありました。「石燈籠:神前型」の常夜燈ですが、このすぐ横には「龍燈:切妻型」方の小屋もあり、両方が常夜燈として使われた可能性もあります。

  

                 大野・津島神社脇の常夜燈。

 続いて、日坂地区に移りここにも江戸時代の名残で、参勤交代に使われた本陣跡があり、その脇に建てられた「石燈籠:神前型」の常夜燈で、台座もしっかりとした石積みがされ立派な構えをしていました。

  

                      本陣跡の秋葉山常夜燈

 今日の最後は、日坂を下った古宮公会堂脇にある、「石燈籠:神前型」の常夜燈です。横に鳥居が建てられていますのでここを上ると若宮神社に出るようです。

  

                古宮公会堂脇の常夜燈。

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秋葉山常夜燈⑳掛川市北西部・天浜線沿線の4ヶ所

2013-06-27 08:23:16 | 掛川の神社仏閣と文化財

 掛川市に現存する秋葉山常夜燈全86ヶ所をご紹介しています。今回は市北西部で天浜線沿線の4ヶ所をご紹介します。

 上の小画像(拡大します)と下2画像は、吉岡・八王子神社内に建立されている「石燈籠:神前型」の常夜燈です。神社前の広場の横にありますので目立ちますが、後ろへ回ってみると、以前に倒壊したことがあるのか、一部が欠けている部分が見られました。

   

  右図のように2~3ヶ所にかけている部分が見られました。

 次は吉岡地区の公民会前に建っている、「石燈籠」で「春日燈籠型」のこの地区では珍しい形の秋葉山常夜燈です。(掛川市内には唯一の形です)

 

     掛川市内では唯一の形「春日燈籠」です。屋根の形が違いますね。

 次は、幡鎌地区の最福寺前にある「龍燈:切妻型」の常夜燈です。一部修復もされていますが、破損状態が進んでいるように見えました。

  

  腰板部分の修復はされていますが破損状態も進んでいるようです。

 最後は、本郷地区で長福寺前にある「龍燈:切妻型」の常夜燈です。石造りのしっかりした土台の上にでんと構える小屋の形の龍燈です。後ろに回ってみると屋根の鬼瓦や建物も威厳がありました。

 

            鬼瓦も立派。スマートな形の風格があります。

 すでに半数以上の秋葉山常夜燈をご紹介してまいりました。ご紹介済みの常夜燈をご覧いただくには当ブログ左欄のカテゴリーの中の「掛川の神社仏閣と文化財」を選択いただくと比較的早めに見つけることができます。

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秋葉山常夜燈⑲大東地区の4ヶ所

2013-06-08 10:06:06 | 掛川の神社仏閣と文化財

 今回の秋葉山常夜燈は掛川市の南東部で、旧大東町地区に現存する4ヶ所をご紹介します。

 最初は川久保地区の集会所に設置されている「龍燈:切妻型」の常夜燈です。屋台小屋の前の石垣の基礎の上にデンと立っています。(小画像と下2画像)屋根の下外部に電気の照明器具が取りつけられ内部の照明は使っていないようでした。

  

     川久保地区の「龍燈:切妻型」の常夜燈と内部の様子。

 次は岩滑地区の常夜燈で、コンクリート製の円形筒の上に木製の火袋が設置された珍しい形の常夜燈です。上部の火袋は秋葉神社と所以のある、由緒あるもののようです。

  

                岩滑地区の上部が木製の常夜燈。

 次が、小貫地区のまだ新しい感覚の「龍燈:切妻型」の常夜燈です。ちょっと奥めいたところに設置されていてれ、見つけるのに手間取りました。2003年に新築建立されたようです。

  

        建立も新しい小貫地区の「龍燈:切妻型」常夜燈。

最後は、岩井寺地区の常夜燈で、荒神社境内に「龍燈:切妻型」として設置されていますが、常には常夜燈としては使われていなく、掃除用具などが保管され、やや荒れた状態にありました。

   

         荒神社境内に「龍燈:切妻型」の常夜燈。

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垂木の大杉(天然記念物)

2013-05-26 11:56:40 | 掛川の神社仏閣と文化財

 掛川市の北部、上垂木に「垂木の大杉」と呼ばれる市の天然記念物にもなっている大きな杉の木があります。

 この木は、近くにある六所神社の所有木で、高さ18m,幹周りは4.5m,根回りは6.7mの大木です。天明7年(1788年)の古文書にもこの大杉が、村境や道しるべとして記載されていることがわかっています(上の小画像)。

 この木には中ほどに山桜が寄生していて、下画像左の緑色が薄く、葉が細く見える部分がそれで、春になると桜の花が咲く珍しい木でもあります。この桜は、以前に桜の紹介でご案内したことがありますが、下画像右に桜の部分を再紹介することといたしましたので、ぜひ比べてご覧ください。

  

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秋葉山常夜燈⑱掛川市中央地区の4ヶ所

2013-05-22 12:56:48 | 掛川の神社仏閣と文化財

掛川市内に現存する秋葉山常夜燈のすべてをご紹介しています。その18回目は掛川市内の中央地区(小生分類のC地区)の4ヶ所の常夜燈を案内します。今回ご紹介の4ヶ所の常夜燈は「石燈籠:神前型」です。ただし瓦町のは「神明型」です。

最初は小鷹町の常夜燈です。公会堂の脇に建ち、石垣の上の三段のしっかりした基礎の上に固定されています。1975年建立。

  

                   小鷹町の常夜燈。基礎がしっかりしています。

次は、中央2丁目の里道稲荷の境内に設置されている常夜燈で、1839年建立です。

  

           中央2丁目の常夜燈。

次は、掛川市掛川・瓦町公会堂北の常夜燈で、新明型です。台座がなく、地面より垂直に石柱が埋め込まれています。1929年建立。

   

                     瓦町の神明型常夜燈。

今日の最後は、掛川市掛川・研屋町の常夜燈で、2011年に現在地へ移転されました。2001年に改築されています。

  

            研屋町の常夜燈。左画像の中央上に掛川城も眺められます。

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遠州横須賀散策⑤清水邸庭園

2013-05-15 19:56:20 | 掛川の神社仏閣と文化財

 掛川市の南部、旧大須賀町の西大渕に観光施設「清水邸庭園」があります。

 ここは、清水家が、江戸時代に回船業を営み、その繁栄ぶりで整備された回遊式庭園の残る施設として、庭園の魅力や茶室として常時市民に開放している施設です。

 当時はすぐ近くまで海岸線が迫っており、今でも残っている湧水の堀が、海岸線とつながっていたとの話もあります。整備された施設を画像でご紹介しますから、ぜひ一度、清水邸を訪れてみて下さい。駐車場完備。庭園鑑賞のみは無料です。

小画像は、湧水で満たされる清水邸の池。下画像左が湧水の堀。右が清水邸の門構えです。

   

 次画像左が、庭園の高いところに立つ東屋と右が、東屋から眺めた茶室方面の風景です。

  

所在地は掛川市西大渕5298-2, 電話は、0537-48-6456です。木曜定休。

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秋葉山常夜燈⑰上西郷と倉真温泉

2013-05-02 17:55:51 | 掛川の神社仏閣と文化財

 掛川市内に現存する86ヶ所の秋葉山常夜燈を逐次ご紹介しています。今回はその17回目で、当方で区分したは掛川市北東部(B地区)のうち、上西郷と倉見温泉に所在する3ヶ所のご紹介です。

 上の小画像として2画像は上西郷の多貴神社に鎮座する常夜灯です。小画像は立派な鳥居の正面に堂々と立つ「石燈籠:神前型」の秋葉山常夜燈です。下画像は別角度からの2画像です。「秋葉山」の文字もよく読めます。

 

   

                   上西郷・多貴神社の秋葉山常夜燈

 次は、同じ上西郷で、法壽院前に立つ「龍燈:切妻型」の常夜燈です。隣の石仏堂と並立して建ち、龍燈の中に石燈籠が守られるように立っています。

  

                  上西郷・法壽院前の秋葉山常夜燈です。

 今日の最後は掛川市倉真(くらみ)の倉見温泉入口に立つ「石燈籠:神前型」の常夜燈です。整然とした加工でなく自然石を生かした積み重ね型で貴重な存在です。左が秋に訪問したときの画像(だいぶ草に覆われていました)。右が正月頃のきれいに草も刈られ、悠然と立つ常夜燈です。

   

                  倉真温泉の秋葉山常夜燈

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掛川市天然記念物「西大渕大松」

2013-04-21 15:30:48 | 掛川の神社仏閣と文化財

 掛川市の南部、西大渕地区に推定樹齢400年と言われる大きな松があります。名称を「西大渕大松」と言い、目通りは4m、昭和48年3月28日に市の天然記念物に指定されています。

 集落の中心にあり、周囲をぐるりと回って見渡せ、地元のシンボルとなっています。上図はちょっと離れた位置から見た全体像。下画像が見る位置を変えたり内側から上を覗いた姿です。ぜひ一度現地でご覧ください。

    

              見る方向と角度を変えてみた西大渕大松。

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秋葉山常夜燈⑯細谷・岡津・西山の三ヶ所

2013-04-13 12:24:05 | 掛川の神社仏閣と文化財

 掛川市に現存する秋葉山常夜燈のご紹介で、掛川市西部(A地区)の細谷・岡津および西山の三ヶ所の常夜燈をご紹介します。

 最初は、小画像と下画像二つで細谷の常夜燈です。天浜線の細谷駅の近くで細谷公民館の一角に建てられています。「石燈籠:神前型」で、形は秋葉路の東西の入り口にあるもの似ています。夜間の照明がつくので、夜間でもよくわかります。

          

               細谷の秋葉山常夜燈。右は夜間点灯風景。

次は東名高速道路岡津バス停に近い岡津の八幡宮境内に建つ「石燈籠:神前型」の常夜燈です。基礎もしっかりして安定感を誇っています。

   

              岡津の八幡神社内にある秋葉山常夜燈です。

 今日の最後は、原谷川のはらや親水公園から少し西に入った西ノ宮神社境内にある「龍燈:切妻型」の常夜燈です。龍燈は小屋のような形ですが、切妻型の立派な屋根を持ち、中には彫刻を施したものもあります。

   

               西ノ宮神社内にある「龍燈:切妻型」の秋葉山常夜燈。

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秋葉山常夜燈⑮上内田地区の三常夜燈

2013-03-26 20:21:44 | 掛川の神社仏閣と文化財

掛川市にあるリゾート施設「「つま恋」のすぐ南に位置する上内田地区には三つの「龍燈型」の秋葉山常夜燈があります。改築されてからまだ新しさを持つものから老朽化の進むものまでありますが今日はこの三カ所を見てまわります。

最初は、五百歳済奥組集会所前に立つ「龍燈:切妻型」の常夜燈です。しっかりしたつくりで道路わきの小高くなったところに設置され威厳が見られます。

    

         五百済奥組集会所に建つ「龍燈:切妻型」の常夜燈。

次は、上内田天神社前に立つ常夜燈ですが、こちらは破損状態が進んでいました。

  

        形は「龍燈:切妻型」ですがトタンぶきでかなり荒れていました。

三つ目は、同地区の庚申堂集会所前に立つ秋葉山常夜燈です。こちらも「龍燈:切妻型」で脇に小さな地蔵が祀られていました。

   

                           庚申堂集会所に建つ常夜燈。

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