Programmer'sEye

1エンジニアとして、これから先のコンピューターと人との付き合い方を考えてみたい。

インターネットが変えたもの

2004年10月09日 03時39分01秒 | 人とコンピューター
忘れがちなので、ここに、インターネットが変えたものを書いておく。

インターネットは、情報の流通を変えた。
インターネット出現以前(ネットワーク出現以前)は、情報は形あるものと同じく、物流の輸送を必要とした。
多くは紙の形で、あるいは音の形で。
インターネット出現の少し手前には、磁気ディスクやCDの形で。
インターネットは、発信側と受信側をネットワークでつなぐことで、情報を直接やり取りすることで、それまで物流をかまさなければ不可能であった情報のやり取りを物流をかますことなく可能とした。

モバイルについても触れておく。

インターネットは、ネットとネットをつなぐという性質上、どうしても点と点をつなぐ感が否めなかった。
インターネットは、メッシュで世界を覆うことは出来ても、世界の面を覆うにはいたらなかった。
無線を用いるモバイルは、基地局から電波の届く範囲であれば、世界を面(もしくは空間)で覆うことが出来るという特性によって、その、点と点をつなぐことしか出来ないというインターネットの弱点を、補うことが出来る。

補足として、情報についても書いておく。

情報、とは、自称やもの、出来事などを表すための表現である。
形あるもの、でなければ、すべてを表すことが出来る。
形あるものの感触や温度などは、人間の五感に対して時下にそれを伝えることができない、ということを除けば、本当に、すべてを伝えることが出来る。
ただし、信頼できる情報の全ては、過去のものであり、未来の情報を手に入れることは不可能である。
連続した過去をつなぎ合わせ、その先の未来を予測することは可能かもしれないが、それは予測であり、未来の姿をあらわす信頼できる情報では、ありえない。

ここまでに書いたことの時代の変化により、人は、形あるものを対象としない限り、どこにいてもどんな活動でも出来るようになった。
インターネットや、モバイルが変えたことは、それだけだ。