はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

大崩山塊・芹ヶ谷峠

2013-06-19 15:00:22 | 低山歩き
 大崩山塊・芹が谷峠

 以前朝鮮岩から芹が谷(丸子川中流)へ下る道があると聞いた事があるが、朝鮮岩付近を探しても
見付ける事ができなかった。すっかり諦めていたところ、そのコースがブログで紹介されていたので
歩いてきました。
実際に歩いたコースは芹ヶ谷峠以外にもありましたが、今日は芹ヶ谷峠だけを紹介します。

行程表
 安倍駅 0:25> 井尻橋 0:50> 朝鮮岩 0:25> 芹ヶ谷峠 0:35> 沢川下橋 0:30> 安倍川駅
 逆コース
 安倍駅 0:40> 沢川下橋 0:40> 芹ヶ谷峠 0:25> 朝鮮岩 0:40> 井尻橋 0:30> 安倍川駅


 朝鮮岩までは今まで何度も紹介してきたので省略します。
朝鮮岩からロープ場を過ぎたピークの右側に芹ヶ谷峠の入口はあった。左側は公設の標識が建っており
右には何個かの目印のテープが付いているのに、なぜ今まで気付かなかったのかと思える場所だった。

     
      芹ヶ谷方面から(正面が公設標識で朝鮮岩は左に行く)

北に向かう薄い踏跡の林の中を下って行くと、大分昔に放棄された茶畑の所で道は右に曲がっていた。
そこを曲がると「芹ヶ谷峠」と書れた標識のある分岐に出る。
(直進する道は送電線の点検路で、どうやら小野薬師寺の裏に出る道のようだ)

     
      コース上唯一の標識

標識を右折すると道は登りになり、すぐ送電線の鉄塔に出る。さらに登って行くと標高307mの芹ヶ谷峠に
到着する。視界も効かない林の中の峠だが気になる物が幾つもあった。

     

何なのだろう? 新興宗教なのか? 姓名判断の宣伝なの? 少々薄気味悪く感じる物だった。

     

芹ヶ谷峠からは道は下りになるが、相変わらずの林の中の道で視界は効かない。だが林が途切れると
視界は開け、正面には徳願寺尾根の梵天山等が見えてくる。更に進み畑や展望用(?)小屋の辺りまで
来ると静岡市街も一望できるようになった。
注意:最初に歩いた5月3日は林から畑までは、何の疑問も不安も感じず歩いたが、次の5月27日に歩い
た時は、林を出て畑までの区間の内の10m位に雑草が生い茂り、どこが道なのか分からない状態だった。
初めて芹ヶ谷峠に行くときは、雑草が消える11月~4月頃歩いた方のが無難です)


     
      蛇を踏まないかな?

小屋を過ぎ農道への取付口を下れば、芹ヶ谷口から登ってくる農道に合流する。だが朝鮮岩から来た
時は自然に農道に出るが、下から登ってきた時は、この畑の取付口を見落としやすい。
目印は、農道左の取付口上にある送電線の点検路の標識と、小屋も見えている。

     
      山道と農道の合流部

農道に出たら後は下るだけだが、農道が芹が谷方面と二軒屋方面に分岐している地点から眺める景色は
素晴らしく雄大だった。私の個人的な感想では、富士山と静岡市街の眺めは大崩山塊の中でも一、二を
競う眺めだと思う。



分岐点は右の急な下りの農道が芹が谷、左を行けば二軒屋の旧東海道に出る。
時間に余裕があれば徳願寺尾根を眺めながら二軒屋に下り、丸子城跡へ行くのも良いだろう。

右の急な下りの農道を10分も歩けば丸子川に架かる沢川下橋に出て、橋を渡れば遊歩道に出る。

     
      丸子川遊歩道より(広場の手前左に沢川下橋がある)