風薫海航空翔

カゼカオル・ウミワタル・ソラカケル Presented by 柊(syu)

Let ie be

2005-10-21 19:19:12 | 徒然なる日々
When I find myself in times of trouble
Mother Mary comes to me speaking words of wisdom , Let it be

御存知ビートルズの「Let it be」。
中学生の頃、ビートルズをよく聴いていた。大人になってビートルズを聴くと言えば、コムサイズムの店内で買い物するときぐらいで。ある話題からまたビートルズが聴きたくなって、今日久しぶりにCDを聴いた。
私にとってビートルズは、リアルタイムで聴いていたバンドじゃない。「とっくの昔に解散した過去の偉大なるバンド」世代。それでも完成度の高い楽曲には感動する。特に解散間近の楽曲が大好きだった(「GetBack」「ComeTogether」とか。ホントは解散間近なんてヒドイレコーディングだったらしいけど)。今一度聴きなおすと、本当にスゲェバンドだったんだなあ、と深く思う。

最近の洋楽は全然知らないのでわからないけど、昔は邦題の曲名がよくつけられていたなぁ。
ビートルズ「I wanna hold your hand」→「抱きしめたい」
ビリージョエルの「Just the way you are」→「素顔のままで」
カルチャークラブ「KARMA CHAMELEON 」→「カーマは気まぐれ」  etc etc
そのセンスの良さにクラクラすることがあった。あれは誰がどうやって決めてるもんなんでしょ?。
同じように歌詞の訳のセンスにも、感動させられる。
「Let it be」を「なすがままに」と訳した人は、訳すとき神が舞い降りちゃったんだろうか?。何度聞いてもすごい訳だなぁ、と思う。「なすがままに」こんな奥深い言葉、よく思いついたなあ。しかもこの歌詞だと、悩み苦しんでいるときに降臨した聖母マリアが口にする言葉が「なすがままに」。思い悩み苦しむときこそ「なすがままに」受け入れよ、と。後光差すような聖句にさえ聞こえる。素晴らしい。
「なすがままに」とは思えない人生歩いてるとき、結構多いかも。そんなときは「Let it be」を聴いて、偉大なるメッセージを受け取ろうっと。