風薫海航空翔

カゼカオル・ウミワタル・ソラカケル Presented by 柊(syu)

愛しのキンキ♪

2005-06-30 19:19:13 | がちまや~
なーんかやる気がなかったり、灼熱地獄の東京で39度の熱出して寝込んだりしているうちに、気づいたら全然更新してなかった(^^;)。というわけで久々に更新だーっ。

2年前、沖縄を放浪する前に100日間夏の北海道を放浪していた。自転車で旅してた、と言えばカッコいいけれど結構ヘタレだったので、辛い行程はMTBを分解して電車で移動してたりもしたので、ついたあだ名が「自転車持った鉄っちゃん(鉄道マニア)」。この不名誉な?あだ名を私につけたのが知床・羅臼の小さな宿のオーナーY氏。私はここで旅の途中約1ケ月ほどヘルパー生活を過ごした。
漁師も兼業していたオーナーだけあって、オホーツクの豊かな海の幸を毎日たらふく食べさせてもらいながらの、かなり幸せなヘルパー生活だった。そのとき生まれて初めて食べてビックリしたのが、この「キンキ」。羅臼では「メンメ」と呼ぶ。かなりの高級魚にも関わらず惜しげもなく、お客さんひとりにつき丸々一匹ずつ出していた。素材が最高なだけに、ただ湯で10分煮て出てくるだけ。それなのに身はプリプリ・ぷるんぷるんになる。醤油を少しかけて戴く。・・・美味しい・・・感動する美味しさだった・・・。あまりの美味しさに黙って食べてしまう。本当に美味しいと人は黙るものだ、と知った。(でも無知な私は当時はそれが高級魚であることを知らずにいて、キンキちゃんごめんね、とほほ。)
時々こっちのスーパーでキンキを見かけることがあるけれど、どうにもこうにも手の出る値段じゃーない。でもどうしても愛しくて恋しくて食べたいときには、開いてある小さなキンキを買ってくる(それでもサイズの割りに値段は高い)。昨日キンキを購入(もちろん小さいサイズ)。久々にキンキを食する。羅臼の宿に倣って、大きな鍋にグラグラと湯をわかしキンキを入れ、時計を見ながら10分!よしっ引き上げろぉぉぉっ!。醤油をすこ~しかけて食べるとき、ホント至福の時間。人生美味しいもの食べてるときが幸せ~。

キンキと並んで愛しいケンドー・カシン(プロレスラー)が全日本プロレスを解雇されたとき、再就職先?の条件に「社長が高級魚のキンキを奢ることに躊躇しない」を挙げた。さすが!。プロレス界の異端児(問題児とも言われる)の契約内容にも登場するかもしれないキンキって・・・。一度お試し下さい。