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PDP&有機EL・iPhone発売・iPhone対抗機種・待機電力0のLSI・最高3500万画素表示

2008-05-08 21:04:31 | Dニュース

08年Q1のPDPパネル世界出荷-松下電器が首位から3位に後退-
(2008/05/08 日経エレクトロニクス)

米DisplaySearch社は,08年第1四半期のPDPパネルの世界市場調査の結果を発表した。出荷枚数は,季節要因によって直前期と比べて19%減少したものの,前年同期比53%増の350万枚に達した。前年同期から大きく伸びた要因の一つは,32型パネルの大幅な出荷増が継続していること。液晶パネルの厳しい供給状況が続いており,成長中の市場において低価格薄型テレビの需要が旺盛なことが貢献した。加えて,松下電器産業が46型の1080p対応パネルの出荷を開始したこと,42型のHDTV映像対応PDPパネルが液晶パネルに比べて価格面で有利なことなどが出荷を押し上げた。08年3月時点で,42型のHDTV映像対応PDPパネルの価格は同液晶パネルより114米ドル安かった。ただし,08年の終わりに向けて,この価格差は縮まるとDisplaySearch社は予測する。
08年第1四半期のPDPパネルの価格は,07年前半に比べて下落率が鈍化し,対前年同期比31%,対直前期比6%の下落にとどまった。特に42型クラスの平均販売価格の下落率は,直前期比で1~2%だった。一方,50型以上のパネルは価格下落が加速した。55~59型の1080p対応パネルは直前期比で10%程度,50型パネルは同4~7%下がった。
メーカー別の出荷枚数シェアを見ると,松下電器産業が首位を明け渡し,韓国LG Electronicsが首位に立った。LGのシェアは,対直前期比6.4ポイント増の34.8%。出荷枚数は前年同期から97%増加している。2位は韓国Samsung SDIで,シェアは対直前期比5.4ポイント増の30.5%。同社が2位になったのは初めてという。42型パネルの出荷が伸び,出荷枚数は前年同期比で95%増加した。3位は松下電器。松下電器が首位を明け渡したのは06年第3四半期以来。シェアは直前期から9.8ポイント減の27.0%。出荷枚数は前年同期比で32%の増加にとどまっている。以下,日立製作所,パイオニアと続く。シェア
はそれぞれ対直前期比2ポイント減の4.4%,同0.1ポイント減の3.1%。出荷枚数は前年同期と比べて,それぞれ35%と34%減少している。なお,パイオニアは08年3月に,PDPの生産から撤退することを発表している。

08年Q1の有機ELパネル世界出荷-前年比約28倍の約272万枚-
(2008/05/08 日経エレクトロニクス)

韓国Displaybankは,08年第1四半期におけるアクティブ・マトリクス型有機ELパネルの出荷実績の調査結果を発表した。出荷枚数は272万3000枚で,前年同期と比べると約28倍に増加した。
用途別に見ると,全出荷枚数の90%を携帯電話機向けが占める。携帯電話機向けパネルの出荷枚数は240万枚。次いで,出荷が多いのは携帯型メディア・プレーヤー向けだった。
メーカー別の出荷枚数を見ると,圧倒的に多いのは韓国Samsung SDI。第1四半期の出荷枚数は256万1000枚で市場全体の91.4%を占めた。Samsung SDIは,韓国Samsung Electronicsや京セラ,韓国iRiver,フィンランドNokia,東芝,日立製作所,英Sony Ericsson Mobile Communications ABといったメーカーに,携帯電話機向けおよび携帯型メディア・プレーヤー向けパネルを供給している。08年に入ってからは,韓国Samsung Techwinにデジタルカメラ向けパネルの供給を開始し,ユーザーを拡大している。
台湾Chi Mei ELは,07年下半期に携帯電話機向けパネルの量産を開始した。08年第1四半期の出荷枚数は10万1000枚。他メーカーに比べて低価格であることが出荷を押し上げており,08年も大幅に伸びるとDisplaybankは予測する。
韓国LG Displayの08年第1四半期の出荷枚数は5万6000枚。同社は,LG Electronicsの携帯電話機事業部にほぼ全量を供給しており,当分は携帯電話機向けをメインにするとみる。第2四半期のは,1カ月当たり10万枚の水準まで生産を拡大する見込み。
ソニーは,07年11月に11型のテレビ向けパネルの量産を開始した。1カ月当たり1000枚程度を出荷しており,08年第1四半期の出荷枚数は5000枚。当分は11型のテレビ用パネルの生産に注力する見通し。
Displaybankによれば,現在,2.5~2.6型のアクティブ・マトリクス型有機ELパネルは投資額に見合う売上高を得ておらず,歩留まりが低いなどの課題を抱えているという。また,その価格は液晶パネルに比べて約2倍と高価。しかし,デザイン性や品質面の長所を最大限に活かしたマーケティングによって,市場では善戦しているという。今後もアクティブ・マトリクス型有機ELパネルの需要は拡大し,08年第2四半期には最低350万枚,多ければ400万台に達すると予測する。このうち,携帯電話機向けは300万枚を上回る見通し。

Vodafone-iPhoneを世界10カ国で年内に発売へ-
(2008/05/07  CNET・Itmedia)

英Vodafoneは現地時間5月6日、世界10カ国でのiPhone販売で米Appleと合意したと発表した。同社はオーストラリア、チェコ、エジプト、ギリシャ、イタリア、インド、ポルトガル、ニュージーランド、南アフリカ、トルコの10カ国で、年内にiPhoneを発売する予定という。
Vodafoneの本拠、英国でのiPhone販売権はスペインのTelefonica傘下であるO2が獲得している。また、Telecom Italiaは同日、イタリアでiPhoneを提供することを発表している。
iPhoneが米国市場で初めて発売されてから約1年経過するが、米国以外ではイギリス、ドイツ、フランス、カナダ、スペインなど一部の国でしか提供されていない。
カナダの携帯電話事業者であるRogers Communicationsは先日、iPhoneの販売で独占的契約を締結したことを発表している。
Apple観測筋の間では、同社が近いうちに3G版iPhoneを発表するとうわさされている。Appleはイギリス、ドイツでiPhoneの価格を値下げしており、これは、3G版iPhoneを今夏発売することに向けた準備であるあると見られている。ドイツの携帯電話事業者であるT-Mobileは6月末まで、8Gバイト版iPhoneを99ユーロで提供する。この場合、購入者は高額なサービス契約を同時に結ぶ必要がある。

台湾HTC-iPhone対抗の「Touch Diamond」を発表-
(2008/05/08 Itmedia)

台湾HTCは6日、iPhone対抗のタッチスクリーン式スマートフォン「HTC Touch」の後継機種「HTC TouchDiamond」を発表した。
Touch Diamondでは、指1本でWebサイトのズーム、パンを自在に行うことができる。表示するコンテンツはディスプレイに収まるよう自動的に調整されるほか、本体を横向きに傾けると、Webページの表示が自動的に横向きに切り替わる。同社が開発した専用アプリケーションで、YouTubeの動画も視聴できる。
Windows Mobile 6.1 Professionalを搭載し、2.8インチVGAディスプレイ、320万画素のカメラを搭載。WCDMA/HSPA(900/2100MHz)、HSDPA(7.2Mbps)、HSUPAに対応し、ワイヤレス機能は802.11b/gとBluetooth 2.0を搭載する。サイズは102×51×11.33mmで、重さは110g。
Touch Diamondは、欧州、アジアと中東で6月中に発売する予定。北米と中南米諸国での販売は08年後半の予定。

ローム-「待機電力」をゼロにできる新型LSIを開発-
(2008/05/08  日経)

ロームは電子機器の心臓部となるLSIで、機器を使用していない時でも必要な「待機電力」をゼロにする製品を開発した。世界で初めて機器の電源を切ってもデータが残る回路を実用化、1年後をメドに量産を始める。家庭の電力消費の5%を占める待機電力は原発1基分の発電量に相当し、省エネのカギを握っている。新型LSIは使用時の消費電力も大幅に削減でき、白物家電、パソコンのほか、複写機など企業で使う機器への利用を見込む。
代表的な半導体であるLSIではCPU(中央演算処理装置)で演算したデータは機器の電源を切ると消えてしまうため、CPUに微量の電力を流し続けてデータを保存する必要があり、これが待機電力に当たる。
電源を切っても保存が可能なメモリーにデータを移すこともできるが、通常はCPUに一部データが残るため、多くの場合、待機電力が必要となる。
ロームはデータの基なる「電荷」を蓄えられる素子を組み込み、電源を切ってもデータが消えないようにした。新型LSIを搭載すれば、DVDレコーダーなどの家電は機能設定を保存するのに必要な待機電力をゼロにできる。パソコンでは起動時にメモリー回路からデータを読み出さずに済み、テレビのように瞬時に画面が立ち上がる。
機器使用中もCPUで演算していない部分の電力が不要になり、LSIの消費電力を70%以上削減できる。
LSIは機器全体の消費電力の3割程度を占めているとみられ、新型LSIを使えば大幅な省エネにつながり、携帯ゲーム機ではバッテリー駆動時間を伸ばせる。

日本ビクター-フルHDの17倍・世界最高約3500万画素表示デバイス-
(2008/05/03 BCN)

日本ビクターは2日、世界最高3500万画素の映像を表示するプロジェクター用高精細反射型デバイス「1.75インチ 8K4K D-ILA デバイス」を開発したと発表した。
画素ピッチ4.8umの微細画素技術により、対角1.75インチながら世界最高画素数の約3500万画素(水平8192×垂直4320)表示を実現する。次世代放送技術として注目されている解像度7680×4320ドットのスーパーハイビジョンにも完全対応する。フルハイビジョンの17倍、解像度4096×2160ドットの4倍の超高精細映像を表示する。
また、画素間ギャップ0.24umにより、開口率は90%以上。反射面における光の散乱などを抑えることで、デバイス単体コントラスト20000:1の高コントラストを実現する。

豊田自動織機の大府工場で爆発-従業員1人死亡-
(2008/05/07 共同・日経・朝日新聞・産経新聞・毎日新聞)

7日午前5時過ぎ、愛知県大府市江端町の豊田自動織機・大府工場で爆発事故があった。従業員の高木甲子朗さん(24)が全身にやけどを負い、手足を骨折して病院に運ばれたが、間もなく死亡した。
愛知県警東海署などの調べでは、高木さんは6日午後9時ごろから大府工場内の試験場で、高温の薬剤の入った水槽(長さ1メートル、奥行き60センチ、高さ40センチ)に円筒形のアルミ製ピストン製品(長さ12センチ)を入れ、製品の不純物を取り除く作業を1人でしていた。工場はカーエアコンなどを製造しているという。
液体は塩化ナトリウムを液化させたものとみられ、温度は530度に保たれていた。高木さんが水槽内に薬剤を入れた後、白煙が上がり、数秒後に爆発があったらしい。
爆発で、試験場の窓ガラスが約50枚割れており、敷地内に破片などが飛び散ったが、周辺住宅などへの被害はなかった。同社によると、同工場はカーエアコン用コンプレッサー部品の加工と品質検査を行うが、生産への影響はないという。
同社によると、大府工場はカーエアコン用のコンプレッサーを製造し、トヨタ自動車などに供給している。
東海署が、現場検証するなど詳しい事故原因などを調べている。



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