桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

ゾロ目

2021-12-21 | Weblog
昨日も陶板浴へ行ったが、途中で車のメーターがゾロ目になった。
1のゾロ目は見逃したが、2。
俺は、何をしてもトップではなくて2番手なんだよな。だから、2のゾロ目は嬉しい。
自分で買った初めての車って、これも意外と嬉しいんだよね。
今日は、今年最後、癌治療で大阪行きだが、自覚的に感じている回復を示すだろうと思っている。
早く癌克服の会津行き、喜多方ラーメンと温泉に行きたいなぁ。

多田謡子反権力人権賞

2021-12-18 | Weblog
今日はお茶の水の連合会館で多田謡子反権力人権賞の受賞式だった。昨年の青木恵子さんに続いて、今年は、俺が受賞した。
昨年通りに受賞者のスピーチがメインだったが、沖縄の辺野古てで戦う人が、良く判らないが1時間も話して、残金ながら懇談会には参加出来なかった。 
尊い闘い、厳しい闘い、困難な闘いは判るが、自己陶酔したように30分の時間を倍も話す神経は理解も、同意も出来なかった。 
救援会の支援するフジ住宅のハラスメントと闘う在日女性と同時受賞は嬉しかったなぁ。

千葉刑務所へ

2021-12-18 | Weblog
来年の新年早々に俺、映画が完成するが、昨日は、その撮影のために千葉刑務所へ行った。
今から25年前の11月14日、俺は29年振りに仮釈放という自由を手にした。
沢山の人に出迎えられて親戚の人が運転する車で千葉から浦和市、そして新座市へと行った。
あれから25年して、今度は自分が運転して自分の車で千葉刑務所へ行った訳だが、水戸から2時間、この25年に亡くなられた方などを想いながらの刑務所行きは、やはり特別な感慨があったな。
総てが決着、しかも完全勝利。あの千葉刑務所でも日々に悔いはないし、更に報いられたという感じもした。
まだ冤罪仲間の多い千葉刑務所で、これからも行くのだろうが、撮影しながら刑務所周囲を一周して、何だか俺の過去を精算したような思いになった。
サラバ千葉刑務所🎵って感覚。
でも、もう1度、1年くらいなら入っても、なんてことはないけどね。

墓参りとご挨拶

2021-12-15 | Weblog
今日は連れ合いの提案で、弁護団の一員で救援会会長をされた中田先生の墓参り。
それから茨城県から最初に激励の手紙をくれた横倉さんを訪ねてご挨拶した。
中田先生が亡くなって、もう14年になる。もし生きていたら93歳。国賠裁判の完全勝利を、どう言ってくれたろうか。
少し認知症気味と言われる横倉さんだが、満面の笑みで、俺の訪問を喜んでくれた。 
横倉さんから大量の切手の入った激励の手紙を貰ったのは、もう50年くらいになる。
沢山の人がら沢山の善意を頂いた俺の人生の幸せを、今日も辿った1日だっだ。

にっこりと

2021-12-14 | Weblog
今日は冤罪仲間、折山さんの再審請求日だ。
田園調布資産家殺人事件と呼ばれる折山さんの冤罪は、被害者とされる遺体が違っていたり、殺したとされる後に生きている証拠があったり、他の冤罪と同じに、余りにも杜撰な認定で有罪にされている。
まだ詳しい再審請求の中身を聞いていないが、きっと勝ち得る請求書が提出されるだろぅ。
その請求に立ち会いを求められで来た東京地裁前、雨なのに袴田事件を支援する仲間が立っていた。他には弾圧された人を支援する人たちがテントでおでんを配っていた。 袴田支援者と話して地裁に入ろうとすると裁判所前に臭う数人。
俺の前を歩いていた驚いたが、その1人に耳打ち。俺が大きな声で「公安?」と聞いたらば、耳打ちされたオッサンが俺を見てニッコリと頷いた。 
おい、おい。
公安と聞いて頷かれたのもニッコリとされたのも、初めてだなぁ。
日本を護っているのが俺たち、公安と思っているのだろうが、民主主義日本を汚しているんだけどなぁ。

大阪から

2021-12-14 | Weblog
昨日は、俺の映像を卒業作品にするとして撮影を続けている関西大学の学生さんが、わざわざ水戸の我が家まで、撮影に来た。
学校で借りたという機材を持ち、宿泊の準備だろう旅行バッグを曳き、東京から高速バスで来た彼を迎えに行った9時過ぎから、彼の思いに1日を付き合った。
利根町の現場なども撮影したいというので車で利根町へ。
我が家跡地、事件現場、布佐駅前での撮影という順番で、彼は大阪へ帰って行ったが、果たして、どんな作品になるのだろうか。
来年1月には、俺の映画「オレの記念日」も完成するが、どちらも楽しみだなぁ。

勝利判決報告パーティ 

2021-12-13 | Weblog
昨日は日本プレスセンタービルのアラスカで勝利パーティだった。
全国から150名の方が参加してくれて一緒に喜んでくれた。
勝つのはいいなぁ。
冤罪仲間も含めて布川の勝利は闘いを励ましている、力になっていると感じるパーティは、改めて長い闘いが癒やされる思いだった。
沢山の皆さんの想いに支えられた布川事件なので話をしてくださる人は多かったが、それでも話せなかった人は
多い。皆さんからの身に余るお祝いのお言葉を聞いて、こんなにして頂くほどの男じゃないと思ったし、それだけは恥ずかしいような思いだった。
大阪から来てくれたサッちゃんバンドの演奏が1曲、俺の歌も1曲になったり、決められた流れが変更になったことなどで、アレコレの醜態もあったが、それも布川事件。
楽しいパーティだったなぁ。

狭山事件集会

2021-12-12 | Weblog
昨日は神戸、三ノ宮勤労会館で狭山事件のキャラバンスタートとなる集会に招かれて話して唄った。
なかなか進展しない狭山事件。それは理不尽な抵抗を続ける検察の妨害と裁判所の優柔不断による。科学的な検証によって被害者万年筆のインクの違いが明らかにされた以上、その万年筆が石川さん宅から発見されたことは警察による証拠捏造であることも明らかにされたということだ。
あとは裁判所を説得して事実調べを行わせて石川さんの無実を決める再審開始決定をして貰うことだ。
それにはどうするか。 神戸の皆さんと話して来たが、みんなで力を併せてやるしかない。

そんな日なのか

2021-12-11 | Weblog
昨日、夕方に神戸に着いてデパ地下で食べられる物を買い、ホテルにチェックインして食べて、それから風呂に入るなどしたら眠くなってしまい、6時半には寝た。
昼間は、ほとんどトイレに行かないのに夜は3度は行く。昨夜も3度めが午前3時ころ。それで6時半に朝ごはんを食べたが、また眠くなって寝た。
先ほど、東京からの電話で起きたが、まだ眠い。
ひとたび目覚めると、もう眠れなくなるのに、今日は眠れる日のようだ。
午後からは狭山事件を支援してくれている皆さんの集まりで話と歌だ。

火事場泥棒

2021-12-11 | Weblog
警察官が火事現場の検証中に泥棒をしたというニュースがあった。
それはあるだろうな。きっと警察署内でも、そんな事件はときどきあって内々に揉み消されたり、事件として公表されずに処理されているのだろうと思う。警察官だって人間だもの盗みをする奴はいるし、悪事を働く奴もいる。それは警察組織の問題ではなくて人間の問題なのだから、こういうことで警察を批判したいとは思わない。
問題は、こうした人間の犯す過ちを隠し立てして警察が清廉潔白な組織であり、人間の集まりであるかの如く装うからこそ、冤罪などを始めとして警察が犯す犯罪行為が見逃され、許されているというところだ。
正直さの欠ける人も組織も、そこから腐るからね。