阪神の監督に金本が就任したとき、名監督になるか、全くダメで終わるか、どっちかだと思った。
金本は選手としては、大変な努力を重ねて鉄人と呼ばれるほどの結果を残したが、自分のことだけをやれば良い選手と監督は違う。
誰がやっても監督は難しい任務だが、金本監督は「金本」とは違う選手の力や意識を理解して、総ての選手のやる気をチーム力に纏められるか、なかなか厳しいのではないかと思っていた。でも、そこが出来れば努力の人だった金本は、素晴らしい監督になれると思った。
昨夜の藤浪投手に対する「懲罰的続投」は、監督として、どうだったろうか。
期待した投手や野手が、何時も好投したり打つならば監督はいらない。ダメなときも多くて、そういうときに、どのように建て直すかが監督の采配だし、力量ではなかろうか。打たれて怒り、打てなくて怒るのでは、我々ファンと同じレベルでしかない。
果たして阪神の選手たちは、昨夜の藤浪に対する金本監督のやり方を、どう感じたろうか。
チームの心がバラバラになったらば、もうチームとしては終わりだ。金本采配は、果たして阪神を恐怖心で纏めたのか、それともバラバラにしたのか、どっちかなぁ。