桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

初午まつり

2016-02-13 | Weblog
茨城県には航空自衛隊の百里基地がある。
それが作らた昔、基地造りに反対した住民は、土地を売らずに抵抗して、戦闘機の誘導路をくの字に曲げて造らせた。
その百里基地の内部に存在する土地に神社を造って祀り(何を祀ってあるかは知らない)、毎年、2月11日に「初午まつり」を行う。
金網で仕切られた狭い道路を進むと、4ヵ所ほどの広場があり、そこに建物などを作ったり、駐車場に使ったりしているが、このまつり当日は、東京からも参加者があって車は一杯になる。
俺は、良く知らないが、この基地造りに反対した百里基地訴訟があった。その弁護団員であった内藤功弁護士は、毎年、東京から参加されるが、今年はご挨拶に行ったらば「桜井さんは唄わないの。基地の人は、桜井さんの歌を喜んでるそうですよ」だって。
まつりだから酒を飲むし、歌も唄うが、このまつりのときに基地内の道路には、我々を監視するように車が通る。あの人たちも聴いてるのだろうかねぇ。
ただ、今年は見廻りが来なかったような。安倍軍国主義政権の人気で、2百名ほどの集まりは監視するには及ばないとなったのだろうか?

新裁判長

2016-02-10 | Weblog
俺の国賠裁判も3年が過ぎて、今回から代わった裁判長も3人目になる。
今までの裁判長も悪い印象はなかったが、新しい裁判長も印象的には良かった。何よりも言葉に意思を感じる明快さが良かった。
こう考えます、こうします、こうしてください、ハッキリと言う姿を見て、今後の進行は、かなり早くなると感じた初対面だった。

高市早苗

2016-02-10 | Weblog
安倍政権を支える連中の特徴は人権感覚を持ち合わせていないところにある。
安倍の後継者などと持ち上げる声もある稲田朋美は、死刑囚として冤罪と闘った免田栄さんの年金問題が国会で話し合われたとき、猛反対した。弁護士でありながら免田さんの被った被害や苦しみに無理解だったのだ。稲田の発言を聞いていると、自分を高見に置いてシモジモに説教するように聞こえるのは、彼女は「国家は市民の上に存在して国民を指導するもの」と考えているからだろう。
その稲田朋美に負けず劣らずなのが、高市早苗だ。
総務省大臣として自分の管轄する放送法に関連して「法律に抵触する番組は止めさせることもある」と言ったらしい。権力批判なども、その中に入ると語ったらしいから始末におえない。報道の自由など、この女には弁えがないのだろう。俺は高市早苗を見るたびに「白鰌」と思うのだが、そんな容貌批判をしたらば、やはり放送法違反かなぁ。
権力は批判されるもの、批判されてこそ、民主主義や人権が守られると判らないらしい、こんな連中しかいない自民党の劣化は、もう修復不能かも知れない。そして、このような総務大臣発言に批判らしい批判も出ないマスコミの劣化も深刻だよなぁ。

2016-02-10 | Weblog
水戸は梅が有名だ。誰もが楽しめる場所として名付けたと言う偕楽園の梅祭りは、今月中旬から始まって、全国からの観梅客で賑わうが、昨日、チラシ配りで歩いたらば、あちらこちらで梅が咲いていた。
今日は春一番が吹くとも言われているが、もう春の姿が見え始めたなぁ。

モラル

2016-02-08 | Weblog
何時も、そうなんだけど、モラルに反する芸能人が出ると、何だか知らないけど、その誤りを手厳しく批判する人が多くて、過ちの許されない国だなぁ!と哀しくなる。
ベッキーの恋愛相手が、たまたま妻帯者で有名バンド歌手(俺は存在すら知らなかったが)だったことから、マスコミの餌食になり、手厳しい社会批判に曝されてタレント業を休業した。可哀想になぁ。
日本人は過ちを犯さない素晴らしい人たちばかりだから、昔の日本軍が慰安婦を引き連れて戦争をしていたとは認めたくないのかも。斡旋利得業者の甘利大臣が「我が美徳が許さない」と涙を浮かべて辞めれば、あぁ素晴らしいと感動するのかも。
罪無き者、まず石を持て打て、と言うけど、俺は、ベッキーを打てないし、本当に打つべき人は違うだろうにと思うなぁ。
素晴らしいモラル国、日本万歳!!

清原パート〓

2016-02-07 | Weblog
清原の覚醒剤事件では、なぜ、あのタイミングで逮捕したのかなど、かなり裏事情が見えて来たね。
清原が逮捕されて連行される姿は、どのテレビ局も流していたが、もちろん、警察がマスコミ各社に「今日、逮捕するよ」と情報を流したからだ。警察の悪事をばらしたり、警察を批判したりすると、こういうときに教えて貰えなくなるので、マスコミ各社は警察批判は控えるんだろうな。
あのタイミングで逮捕に入ったのも面白いよね。
警察は「盗聴などはしてません!」と、かなり力んで言い訳したそうだけども、語るに落ちる?。
何でもやる警察だもの、盗聴なんて朝飯前だよねぇ。覚醒剤事件だもの、盗聴をしたって犯罪を検挙出来れば構わない!
そういう考えが、殺人事件の捜査だもの、多少の不正は許さる!と発展して、やがては証拠捏造などをするに至るのが警察なのだ。
清原の弱さを示した事件だったが、「二度と立ち直れない、許されない」という趣旨を語った長島一茂さんの大上段には参ったなぁ。人は過ちを犯す。許す社会にしようよ。許される社会にしようよ。立ち直れる社会にしようよ、ねえ、一茂先生!

これが正体だ

2016-02-05 | Weblog
兵庫県警で3人の若い警察官が続けて自殺した。なぜ死ぬのかと、上司や同僚などの苛めを遺書として遺したそうだが、その調査をした兵庫県警は「苛めなどの事実は見つからなかった」と公表したね。
3人もの若者が続けて自殺したんだよ!?何もないはずはなかろうし、同じ警察内部を調査するのだから聞き取りなども容易だろうに、何も発見出来ないと言う。つまり、3人は、意味不明、原因不明で自殺したと言う。
これが警察だ。2つの意味で警察の実態を顕している。
1つは警察には捜査能力がないことを示す。同じ警察内部で起きた連続自殺の真相さえも明らかにし得ない組織だもの、社会で起きる事件の解決能力があるはずないよね。犯人を間違えて冤罪を作るのは当然だ。
2つ目は嘘を平然と語る組織だと言うこと。名指しされた苛め対象者が、いくら口裏を合わせたとて、自殺した若者の周りには心を寄せた仲間もいたのだもの、いくら無能な警察監査制度だとて、自殺の真相が判らないはずはないよ。つまり、苛めの事件は警察批判を招くから公表しないとなったのだろう。
どっちにしても警察と言う組織は、総ての物事に誠実な心を持ち合わせないことを示すだろう。だから、何かあるたびに平然と嘘を語るんだよね。犯罪に対しても同じ。最優先は警察組織の利益なんだよなぁ。
哀れな組織だ。

あぁ清原

2016-02-03 | Weblog
とうとう清原が逮捕された。噂されていた薬物使用疑惑だったが、覚醒剤所持での逮捕で認めたようだ。
プロ野球の歴史を変えるかも知れない怪物選手として高校野球界に登場したとき、ワクワクする思いで清原を見ていたが、プロ野球では1度もタイトルを取れないままにキャリアを終了した果てに、こんな未来があるとはなぁ。
清原の人生は西武ライオンズにドラフトされたときから変わってしまったのかも知れないな。変えられない過去なのだが、もし清原が望んだ巨人に入団出来たならば、果たしてどうだったろうかと考えてしまう。
KKコンビとして野球界を盛り上げた桑田にしても、最初に桑田が計画していたように早稲田大学に進学していたならば、投げる不動産屋などと呼ばれることもなく、その卓越した野球技術論で監督として力を発揮したのではないかと思うと、あのときに強引に桑田をドラフト1位にした王の選択は罪作りだったと思うなぁ。
哀れ清原と言いたいが、これで人生が終わるわけではない。薬物を克服するのは容易ではないが、ダンジリ魂で立ち直って欲しい、頑張って欲しいなぁ。