桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

シャラップ大使の退場

2013-09-22 | Weblog

上田人権人道大使が辞任した。

一刻も早く辞めさせるべきと思っていたが、ようやく外務省が判断したらしい。

当然だよね。

俺たちが、その人格未熟を笑ったらば、訳の判らない奴が「人間性を見た」とか書き込んでいたが、もし誰もシャラップの事実を語らなければ、きっと上田秀明は、今も人権人道大使として大きな顔をしていたに違いない。

声を上げ、事実語ることこそ、社会を変える力だ。

 


コミッショナー

2013-09-20 | Weblog
日本の野球にもコミッショナーはいるけど、まともなリーダーシップもないし、いる価値も感じないし、訳の判らない存在だ。
誰にも知らせないで反発係数を変えた球を使用した加藤コミッショナーが、昨日、突然、辞任した。
騒ぎになったとき、さっさと辞めていれば良いものを、不祥事ではないと責任を認めず、これからプーレーオフから日本シリーズの佳境に向かう野球界なのにトップたるコミッショナーが放り出していなくなる。
結局、何も野球を理解してない男だったのだ。
もちろん、新聞各紙は批判の嵐だが、読売だけは、何もなかった。ナベツネのお眼鏡ばかりが就任するコミッショナーだが、 次は、せめて野球を愛している人になって欲しいし、ナベツネの影響は排除したいよね。

期日

2013-09-19 | Weblog
昨日は、国賠裁判の第3回期日だった。
警察と検察の責任否定に対して、弁護団が全面的に反論する書面を提出し、パワーポイントを使い、要旨を説明した。
パワーポイントでの説明を聞いていて思ったが、どう考えても捜査ミスの責任は逃れられない警察と検察だ。
俺はアリバイを訴えた。
兄の勤めるバーに行った、飲んで帰り、商店街の閉店間際の店で公衆電話を使い、秋葉原の喫茶店「沙利文」に勤める友人の女性に電話をした、という事実だ。
これらのアリバイを、警察も検察も、ほとんど調べなかったのだ。
もし、これかの事実が、俺が犯人であることを証明するモノだったとしたならば、どうだったろうか。問うまでもなく、警察は徹底的に裏付け捜査をしたことだろう。公衆電話にも通話記録は残る。野方の店の公衆電話から秋葉原の喫茶店「沙利文」に通話した日付、時間が捜査されて、その事実が確認されたはずだ。
警察と検察のミスを言い繕うために、毎回15名を超える法務省役人、県警職員が出廷するが、税金の無駄遣いだし、実にくだらない浪費だ。虚しくならないものかと、法廷に並ぶ警察と検察関係者が気の毒になるよ。

語るに落ちる話

2013-09-18 | Weblog
袴田事件で、裁判所の証拠開示勧告に対して、検察が「法的根拠を示せ」と反論して証拠開示を拒否したことは書いた。検察の傲慢を示す話だが、鹿児島の大崎事件でも同じような状況がある。
今、裁判所は検察に対して「どのような証拠があるのか、その証拠リストを弁護団に開示せよ」と勧告している。
その勧告に対して検察は、「10月に文章で回答する」と言っているようだが、その前に、かなりの証拠を開示したようだ。
自ら進んで開示する、これこそ正義を護る立場の検察に相応しい態度だろうが、なんと「検討して弊害がないと確認したモノを開示する」と言ったらしい。
おい、おい!だよね。
この言葉は、明け透けと言うか、正直だよなぁ。検討したらば「弊害がある証拠」も存在すると、暗に認めたことになる。
変わらないなぁ、検察は。有罪主張に弊害となる証拠、つまり無罪を証明する証拠は隠すんだ。
俺が制定したい司法過誤罪は、こういう検察官を犯罪者として裁くことになる。「真相の発見につながる証拠を隠匿したるときは、その罪を問う」ね。
殺人事件に時効はなくなったのだ。司法過誤罪にも時効はない。そして、その罰則は「証拠の隠匿など、捜査過誤によって罪を負った者が受けたと同等の罰則とする」だろうね。
大崎事件関係者は、懲役10年。布川事件関係者は懲役29年だね。もちろん、仮釈放無し!

野球2題

2013-09-17 | Weblog

バレンティンのホームラン新記録、凄いねえ。外国人はパワーはあるけど確率が良くない人が多いけど、バレンティンは打率もトップだ。打つ確率が高ければ、当然、その力でホームランも出るよね。60本台を打って、次の目標となるように、更にバレンティンには頑張って欲しいし、これからは日本人の打者にも頑張って欲しいものだ。

阪神のマートンがホーム上のプレーで、また退場になったが、俺は野球規則を変更すべきだと思う。

捕手はホームインを狙う走者に対して、ホームベースを隠して守るように教育されているが、1塁手や2塁手など、他の野手はベースを隠さないよね。ホームベースだけが、なぜ隠して良いのだろう。隠すから走者は捕手に体当たりする。それで捕手や走者が選手生命を絶たれでもしたらば球界の損失だし、選手自身にも損失だ。

野球規則に守備でベースを隠さない、必ず走者のために開ける、と書けば、マートンのようなプレーをしなくて済む。

どうだろうね、この変更。

 


笠間治雄は笠間治雄

2013-09-17 | Weblog

「これからは自白に頼らない科学的な証拠に基づいた捜査をする」、そんな大嘘を社会に公言し、退官した前検事総長の笠間が、今日の朝日新聞で可視化などに付いてコメントしている。もちろん、ここでも語るのは世間を誤魔化す嘘ばかりだ。

「検察改革の今」とした特集記事だが、全国の弁護士会にもアンケートをしていて、多くの弁護士会が「今でも自白の強要があり、検察は変わらない」と回答している。そこに書かれた数々の実例を見ると、検察改革など、夢のまた夢。今のままでは不可能だと思えるねえ。

笠間は「全過程の可視化は弊害がある」と反対する。そして、何時も通りの迷信を語る、「犯罪組織の取り調べを可視化すれば、部下は報復を恐れて話さなくなる」だと。

これ、何時も反対の理由で語るけど、ありえないよね。じゃあ、調書ならば話しても報復されないんだ。なぜだろうね?

調書だろうと録画だろうと、話すことは同じじゃないか。殴ったりけったり脅したり、録画にはできない取り調べ技術しかないから、こんな理由にもならない、馬鹿の一つ覚えを反対理由として語るのだろう。

全面証拠開示を反対する理由も凄い。「証拠には脆弱な部分もあるもので、本来は争点にならないはずの部分まで争点にされるかもしれない」ことが反対の理由だと言う。

これは、かなり面白い告白だよね。「起訴して犯人だとした証拠に脆弱なものがある」と認めたことだ。

そんな弱い証拠で有罪を立証して来たのが検察なのだろうが、犯罪とされる立場はたまったものではないよね。

そんな問題の解決は確実な証拠だけで犯罪を立証をすれば済む話で、証拠開示を反対する理由になどなるまい。

起訴したらばひたすらに有罪だけを求め、無実の証拠は隠す、それが検察だし、何をしても許されて来たからこそ、今でも変わろうとしない。変えられないのだろう。そろそろ国民が、正義を守る検察官になろうと思う人たちのために、変われない検察官を辞めさせる法律を作るべきだろう。

「司法過誤罪」ね。医師だって「医療過誤罪」がある。同じように人の命運を握る裁判の起訴権を持つ検察官だ、過誤の責任を取らせなくては駄目だよね。俺の求める「司法過誤罪」は厳しいよ。遡及効果を備えて、もちろん笠間治雄の責任も追及するぜ!

 

 


藤原紀香さん

2013-09-16 | Weblog

刑務所で思ったことだが、人を殺してきたお兄さんが刑務官に理不尽なことをされても我慢していることがあって「刑務官には頭を下げてるだけかよ!」と、腹の立つことがあった。そんな奴に限って、弱い者には強かったり、自分に響がないと粋がっているばかりで、「屁たれ野郎が」と、うんざりすることもあった。

今のネット右翼とか言われる連中も、この刑務所の中の屁たれと同じだよね。自分は住所も名乗らないし、顔も尻も隠して、物陰から石を投げる。みんなで投げれば怖くない!か。

今、このネット右翼連中を頼りに安倍は「秘密保護法」とかを制定しようとしている。

この前、俺の意見に「英霊の前に騒ぐ人は一人もいて欲しくない」と、北朝鮮みたいな反論をして来たのがいたけど、その男と同じように安倍は異見、反対を許さない国家を作りたいのだろうが、藤原紀香さんは、それに反対の意思を示した。根性あるよね、藤原さん。

自分の顔を曝して、しかもタレントと言う職業もかけて時の権力者に異見を述べるなど、実に素晴らしい。物蔭から石を投げる「屁たれ」どもに、その爪の垢を飲ませたい心境だねえ。


救援会尾北支部大会

2013-09-16 | Weblog

昨日は、13回目の大会で、俺が招かれて話をして、何曲か唄って来た。

台風18号の接近で、新幹線も一時ストップした昨日、駅に隣接されて雨の心配がない岩倉市生涯学習センターで、大会は開かれた。

そんな中、55名の方が参加され、広い会場も一杯になった。

尾北支部では、前回の集まりで、私の都合がつかずに杉山を招いたそうで「やっと来ていただいた」と、紹介された。何時も通りの自分の体験と思いを話し、途中、歌も挟んだが、演奏してくださる方とは、ほとんど音合わせも出来ないままで、なかなか大変だったが、どういうわけか、このところ声が出る。伴奏の方に無理をさせない範囲で、気持ちよく唄った。終わって、光政さんのファンの方も「良かった」と言ってくださったので、安心だった。

実は、岸和田の夜はカラオケだった。翌日の名古屋で唄うことから、余りやらないつもりだったが、始めて見ると、自分でも気持ち良く声が出るので、何曲、唄ったろうか、唄い過ぎたと心配だったが、適当なリハーサルになったみたいだ。

大会後は、近くの中華飯店で懇親会だったが、予定した14名の席に20名が参加して、こっちも盛り上がった。行事の後の懇親会は、成功すると参加者が増える傾向があるから、俺の話も喜んでもらえたと判った懇親会だった。


携帯

2013-09-16 | Weblog

岸和田から名古屋に移動した昨日、中村さんご夫婦に車で駅まで送って頂いた。

お二人と別れて駅に入り、高架橋を歩き始めて、アッ!と気付いた。携帯を充電したまま、中村さん宅に置き忘れてしまった。

もう戻っては名古屋での予定がある。そのままに連絡もならずに電車に乗って新大阪へ。

水戸の家に電話すると、電話に出た連れ合いが「携帯でしょ?」と言う。中村さんから連絡があったとのこと。

それで問題は解決と、予定の新幹線に乗ったが、名古屋の会場「岩倉駅」が、名城線か名鉄線か、うろ覚えだ。名古屋で電話したが、連れ合いも焦ってしまい、不明のまま、名鉄線で「岩倉駅」へ。

岩倉駅に付いて昼飯と思ったが、全く駅近くには食堂が無い。仕方なく、コンビニで買って会場に向かうと、本日の主催者、救援会の支部長をばったり!

まだ、一つ問題があって、名古屋駅で待ち合わせた友人と連絡が付かない。何人かの救援会の方が来て、ようやく連絡できると、まだ名古屋駅で待っていてくださるとのこと。

いやはや携帯が無いと、実に不便と言うか、便利に慣れてしまったと感じた一日だった。

 


だんじり祭

2013-09-14 | Weblog




昨夜は、岸和田の中村家に宿泊。大阪民報の取材があったけど、その記者さんも、中村家の皆さんと一緒に、手巻き寿司を食べながら楽しく食べ、飲み、話した。
今朝は、阪南合同法律事務所での、だんじり祭パーティーだった。
朝から、俺も餃子作りをしたが、会場には、迎えの車で荷物を運び、午前11時から開始。
子供たちも含めると、35名ほどになったと思うが、眼下を通るだんじりを見学しながら、午後5時ちかくまで楽しんだ。
だんじり祭の迫力は、なかなかだった。
曳き手と呼ぶのか、屋台を曳く人数が多くて、一斉に走る力強さは、直接に見なければ判らなかった。
午後1時からの1台ずつの疾走を南海線岸和田駅前に見に行ったが、動けないほどの見物客がいて凄かった。
今日は、駅前と事務所からの見学だったが、次回は宮入や、市内各所での疾走を見たくなった。
大満足の念願かなったらだんじり祭だった。