桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

自分が良ければ

2013-10-31 | Weblog
消費税増税、秘密保護法、国民に痛みとなる法律が問題になるとき、何時も「マスコミは対象外」と報道され、それで良いような論調を書く新聞がある。
自分たちさえ良ければ、それで構わないと思っているような日本のマスコミは、全く外国に存在するマスコミとは意義が違った存在なのだ。
諸外国では権力を監視するのがマスコミの存在価値だと認識されているが、日本の場合は「大本営発表」を垂れ流すだけでしかなかった戦前の名残を留め、今でも権力と結び付いて権力の代弁をするのが使命と思っているようなところがある。
何でも秘密にしたがる官僚に社会を任せだらば、それこそ何で犯罪にされたのか、その内容も判らないままに刑務所に送られたりするだろうし、証拠開示で冤罪を救おう!などの声は、全く無視される時代にもなるだろう。
今、マスコミの存在価値が問われているときだ。

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1 コメント

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同感! (千恵ば)
2013-11-01 01:54:58
 ショージさんいいこというね。ホントにそう思うよ。
危ないよ。いま日本は民主国家などとほど遠い怖い国になろうとしている。
 戦争を経験した人が減ってきた今、戦後生まれの私たちも頑張らないとホントに自由のない怖い国になるね。

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