桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

腐れたち

2016-11-16 | Weblog
俺の国賠裁判は証拠開示で東京高裁段階だが、警察も検察も一般常識では通用しない弁明を主張し始めた。警察も検察も狂ってる、腐ってる。
再審裁判のときから警察は「嘘発見器記録は洪水で倉庫の窓ガラスが壊れて流出した」と主張していた。国賠裁判になっても同じ主張を続けていたのに、裁判所から「窓ガラスの修理記録を出すように」と言われて、今度は「窓ガラスの破損は見ていない。洪水で汚れた段ボール箱に入った記録を運び去るのを見た。そのあと、どうなったかは判らない」とする回答書を提出して来た。はぁ!?だよね。今まで「窓ガラスが壊れて流出した」と言い続けて来た書面は、何だと言うのだろう。警察は嘘つき。犯罪組織だ。
検察も、また主張することが素晴らしい。
「自白録音テープは警察から送致される物ではなかった」と言うのだ。
俺たちは「長時間に亘る自白テープがあるのは犯人の証拠だ」として有罪判決を受けたんだよ!?
では、あの昔の裁判で証拠とした「自白テープ」は、どうして検察は警察から受け取ったのだろうか。
もっと素晴らしい主張は、「受命裁判官の質問について」とする部分だ。
高裁裁判官は「現在も送致書等が存在するか」と質問した。それに対して「送致書の存在について質問されたが、(録音テープや文書の保管経過や有無などが判明することにならないから)現在、送致書等が存在するかについては回答しない」とある。
あるか、ないかは答えない、と言う、この物言いは、何様だと言うのだ。
裁判官を舐め切っている物言いは歴然としているが、これで構わないと思う検察・法務の傲慢は許されるのだろうか。
質問にも真っ直ぐに答えない腐れた思考。検察は腐れ組織なのだ。
俺が悪党警察、腐れ検察と言って、誰か反論出来るだろうか。

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