桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

検察意見書

2011-11-26 | Weblog
東電OL殺人事件再審で、また検察が馬鹿げた意見書を提出した。
「新たなDNA鑑定決定を踏まえても、無罪を言い渡すべき新たな証拠はない」だと。
この連中の腐れ切った感覚は理解しているが、こんな妄言で事を乗り切れると思っているところが、この連中の限界だ。
「室内に入れたのはカギを持っていたマイナリ受刑者しかいなかった」と言うのだから、呆れる少ない。
被害者の体内に遺された体液と、殺害現場で採集された体毛のDNAが一致したのだが、それは「犯行現場以外の場所で女性に付着した体毛が、室内で採集された可能性がある」と考えるのが検察なんだと。
ここまで来ると、この連中の馬鹿加減に付き合う虚しさを感じる。
先般、検察の反省を示した笠間検事総長の見解は、完全に社会の批判を逃れる虚言どあったことが、これでハッキリした。検察は有罪だとして起訴した事件は、何があっても有罪だと主張し続けるつもりなのだ。
身体の中に体液があり、同じ人の体毛が部屋にあれば、そこで性交渉がなされたことは、誰が考えたって明らかだろう。胸の唾液はどうしたの?
検察は、マイナリさんが所持していた部屋カギ、それ1本で犯人だと言い続けるつもりだのようが、裁判は科学的に、証拠に基づいて行わなければダメでしょうが。
マイナリさんがカギを持っていたのは、その部屋を借りようとしていただけのこと。それは借りないことになり、返却すべきカギを返せなかった経過は、総て合理的に説明される話だ。では、出稼ぎ労働者のマイナリさんに土地勘がない、大塚に被害者の所持品が捨てられていた事実はどうなるのだ。
ゴビンダ・プラサド・マイナリさんの無実を示す証拠は、今回明らかになった体液や体毛のDNA鑑定だけではない。その他、アリバイも含めて存在したからこそ、彼は1審で無罪になったのだ。
それらを見ない、見ようとしない検察が許されるのかどうか、俺も検察相手に闘う当事者として、この東電OL殺人事件でも重ねる検察の虚言を語り、社会に問いかけるつもりだ。
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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2011-11-29 18:43:20
無実の者に冤罪を被せて平気な検察官、裁判官は殺人者よりも罪深い。カラシニコフでもあれば、乱射したい気分です

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