桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

司法か行政か

2013-09-11 | Weblog
警察官は、調書を作るときに「司法警察員」と書く。司法って訳だけど、警察ってのは行政だよね。
警察を悪く言うとき、権力の犬とか言うけど、確かに警察は権力に近い。自民党政治の護衛隊、財界の番犬的な部分がある。
警察官の天下り先は、最後は企業になる訳だから仕方ない心理だろうが、司法として厳格に正義や真実を守るのではなくて、利益に寄り添ってしまうところが、司法警察の泣き所だろう。昨日、福島原発捜査に終了宣言をした検察、ここも司法だが、この組織も警察以上に歪んでる。
なぜ東電に強制捜査も行わないで無罪放免としたのか、色々と言い訳を語っているようだが、組織を犯罪者にしたくなかったのかも知れないね。もし、東京電力という組織自体を罪に問うならば、今、 検察の行っている組織的犯罪行為も問われる論理が生まれるのを怖がったように、俺には感じられた。
本来、司法として社会悪に対して、厳格な正義と真実を基とした捜査を行う組織に甦って欲しいけどなぁ。

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