今日の新聞に「52年前の米上空。水爆誤落下、あわや爆発」と言う記事があった。
2発の水素爆弾がノースカロライナ州ゴールズロボ上空で落下した事故で「起爆を防ぐ4つの安全装置のうち、3つが作動せず、「最後の低電圧の単純な」装置が作動して起爆を逃れていたらしい。
いやあ、危機一髪だったねえ。
もし、これが爆発していたらば、その後の世界情勢はどうだったろうか。
広島に落とされた原子爆弾の260倍の威力だったらしいから、ワシントンやニューヨークにも死の灰は降り、数百万人の命が危険にさらされたという。きっと米国では反原爆の運動が起きて、今とは違った世界になっていたのではないだろうか。
どんなに原子爆弾や水素爆弾が悲惨な被害をもたらすか、アメリカ人に認識させる絶好の機会だったかもしれないなんて思うと、不謹慎だけど、50年から68年迄の間には700件もの「重大な事故」があったというから、そのうち再び事故が起こるかも知れないよね、怖いなあ。