桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

論告

2010-11-11 | Weblog
今朝のニュースで検察の在り方を検討する会議が開かれたことが報じられた。
顔見知りが何人もいたが、どんな討議がなされて、どんな結論になるかは判らない。最悪、ほとぼりの冷めた頃に結論を出して、総てを有耶無耶にすることもあるだろうし、それが検察首脳の狙いではないかと思うが、討議は公開されるらしいから、少しは期待していよう。
明日の布川事件に対する論告は、やはり3時間近く頑張るらしい。
何をどう書いたのか知らないが、まともな神経をしていたらば大変だったろう。提出された証拠は、総てが無罪に結び付き、再審開始決定に対して、何一つ反論出来ないで来たのに有罪と書かなければならない検察官。余程の無能か無神経でなければ、これは厳しい。山ほどある捜査資料の改ざん、偽証。どこをどう言い繕ったところで、総ては恥の上塗りだし、検察の悪辣さ、反省出来ない組織欠陥を天下に曝すことになるだけだが、どのくらい悪知恵鋭く詭弁を弄するか、お手並み拝見の明日だね。

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