桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

33年目

2019-10-10 | Weblog
今から52年前の今日、俺は、初めての手錠を体験した。そして、29年になる長い獄中生活を始めることになる。
あれからの歳月は、ホントにドラマチックだった。誰にでも体験出来るものじゃないし、勧められる体験でもないが、俺は、俺だけにしか過ごせなかったろう時間を重ねて、俺だけにしか出来ないことだったかも知れないことを成し得たと思っている。もちろん、俺だから出来たという意味ではない。俺でない人が同じ体験をしたならば、きっと違うものを成し得たろうという意味だ。
52年前に始まる俺の曲げられた人生は、曲げられたことを善しとして過ごして来たが、他人の人生を曲げた警察と検察は反省すらしない。
俺が体験させられた警察と検察の悪事は、昔も今も変わらずに続いて、多くの冤罪を作り続けている。
こんなことは許されない。
もうそろそろ並の時間を過ごしたい。普通の爺さんのように過ごしたいが、あと少し仲間のためにも頑張ろうと思っている。
11月27日、東京高裁での裁判が始まりようだ。
昔の誤りを嘘で誤魔化そうとする警察と検察。高裁ならば、より騙しやすいと思っているのだろうが、そうは行くかよ!
33年目、また闘うぜ!
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