桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

他山の石

2010-08-26 | Weblog
先日、信頼できる支援者から「桜井さんも、このことを他山の石として、今後の闘いを続けて欲しい」と言われた。いわれのない非難を受けた思いの俺には、俺もかと不満だったが、何を言われても絶対に間違ったことは言わないし、俺を思ってくれていると信頼できる人だったから「そうだな、不用意な言葉などもあるし、注意しよう」と考えた。
何かを忠告されたり、自分の思いと違った指摘を受けると、なかなか素直には受け取れないのが人間だが、今日も報道された阿久根市の騒ぎを見ていると、自分だけが正しいと考える人間の哀しさを思うね。
選良として市民、国民のために働くと言うことは、自分だけが正しいと思っては物事が進まない。色々な人が選ばれてきて、考えも違えば、必ず反対意見が出る。意見が違うからと言って、法律の抜け道を使って議会を無視した行動をする阿久根市長を見ていると、この人は政治家と言う以前に、人間としての素養に足りないと感じてならない。こういう行動を頼もしいとか、頼りになると錯覚する人もいるだろうが、違う。ただ単に、他を省みて自分を思う心が無い、唯我独尊、自己中心者でしかない。
こういう人が国家を政治したらば、なるのがヒットラーだろう。竹原氏は、税金で賄われ、自衛隊員になる義務を負う防衛学校を卒業し、その自衛隊員の任務を放棄して阿久根市長になった。考えると、軍人だものね、ヒットラーになる資格は充分だ。自分の思う通りにならないからと議会を無視して専決処分を繰り返す竹原氏、怖い怖い。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿