桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

国循「サザン」事件

2018-03-03 | Weblog
国立循環器研究センターで医療情報部長をされた方から冤罪の訴えを聞いた。
表題は、だから「こくじゅんサザン事件」という。
なぜサザンなのだろうと思ったらば、この方の名字が桑田さん。桑田さんを冤罪に陥れた大阪地検特捜部が、その資料に「国循サザン事件」と書いていたそうで、その資料を見た桑田さんが、そのままに使っていることでの呼び名らしい。
電子カルテになった病院の医療システムは、かなり詳しい専門知識を持つ人が必要で、そのいう人無しには成立しないとか。
桑田さんは師匠筋からの推薦で国立循環器研究センターに転職し、医療システム構築をしたらしいが、システムの入札結果、それまでの大企業NECから中企業会社に移ったらしい。そして、何年か後、NECは子会社みたいなのに入札させて仕事を取り戻しに来たらしいが、予定価格の6割くらいのため、応札にならなかったらしい。
これでNECの恨みが始まり、桑田さんを狙った官製談合事件として、読売新聞記者から大阪地検特捜部にたれ込みでの捜査となったとか。
この医療システムというのは40数億円もの金が掛かるものらしくて、桑田さんが来て大企業から中企業に移ったことから、何でも悪意に疑う腐れ検察は、そこに贈収賄罪があると見込んだのだろうが、もちろん、何もない。入札も、桑田さんが主導することではないし、検察の狙った目論見は、ほとんど立証されなかった。
その桑田さんの事件は、来週、判決だ。
何とか無罪判決の出ることを願っているが、それにしても検察のやることは、何時でもどこでも変わらないなぁ。
腐れ検察、何とかしないとなぁ。

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