桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

特急あずさ号窃盗事件

2019-02-16 | Weblog
長野から公務出張で来ていた人が、
新宿駅から特急で帰るとき、若いアベックから「座席に置いたカバンから財布を盗った」とされた冤罪事件だ。
若いアベックは、外から見て盗られたのが判ったと語るが、実際は死角で見えない。が、それでも有罪になるのが、日本の素晴らしい裁判だ。
彼は有罪になり、長野刑務所に1年、入った。当然、公務員はクビ。
大変な思いをしているが、昨夜は、その本人、弁護士、支援者と上諏訪で交流した。
誠実な人柄は顔を見ただけでワカル彼は、何とか再審請求をしたいと頑張っているし、弁護士や支援者で思いも熱い集まりだった。
若いアベックは、彼を脅して金を奪おうとしたんだろうな。でも、毅然と拒否されて、騒ぎになった手前、「盗まれるを取り戻した」という狂言を作ったのが、この冤罪仲間の闘いだ。
もちろん、彼も冤罪犠牲者の会に入るが、何とか再審勝利をさせたいと思うばかりの夜だった。

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