桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

規制緩和

2012-04-30 | Weblog
規制緩和という言葉は、小泉内閣のときに良く聞いた。「規制緩和して社会を活性化する」と。
規制緩和とは、要するに縛りを解いて自由にさせると言うことで、物の安売り合戦みたいになって、確かに買い手側には得になることも多かった。でも、安くなれば大変なのは売り手だ。
昨日、関越道でバスの単独事故が発生して死者7名、39名が重軽傷を負った。
バスツアー客を乗せたバスが、運転手の居眠りで防音壁の激突し、バスの左側座席部分に貫くように防音壁が刺さっての大事故だった。
規制緩和で収入の減った会社は、当然、労働者に支払う賃金を削り、労働時間は増やすというシワ寄せを与え、運営することになった。
規制緩和、聞こえは良いが、本当に社会のためなのだろうか。
政治を行う者たちが耳障りの良いことを言うとき、それは政治家や官僚の利益を生み出すような政策であることが多い。
騙されまいぞ!だよねえ。

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