桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

策士、策に溺れ

2009-11-02 | Weblog
日本シリーズが始まった。巨人ファンとしては、今年こそ、日本一に!と願っているが、果たしてどうだろうか。
一戦目は、擬装スクイズの策が決って加点し、何とか巨人が逃げ切った。
二戦目は、日本ハムのエース、ダルビッシュが故障での長期離脱からいきなりの先発して、見事に巨人打線を押さえて完勝した。
日本ハムは打線も投手陣も予想以上に力があり、事前の予想よりも巨人を圧倒している結果になっているから、今年の日本シリーズは面白い戦いになるだろう。
二戦目までを見ると、日本ハムは選手のやりたいようにやらせ、巨人は原監督が策で勝とうとしている感じがした。病み上がりのダルビッシュには、もっと選手の力を信じて自由にやらせた方が良かったし、打ち崩せた気がする。擬装バントみたいなのをしたり、日本のエースと言えるダルビッシュを意識し過ぎたかも知れない。
しかし、そう思わせて巨人打線を技で翻弄したダルビッシュは素晴らしい。力で打者を牛耳って来た段階から抜け出し、更に偉大な投手になる足掛かりとなった試合だったかも知れない。
明日からの戦いが楽しみだ。

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