桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

何事もなし

2022-01-02 | Weblog
忌中の今年は、恒例の笠間稲荷神社への初詣もないし、ただ陶板浴に行って帰り、テレビを見てるだけだ。
コロナで集まりもないし、本当に穏やかな時間の中にいる。
毎年、だからと言って気張った思いにもならないが、75年目の今年は、俺の区切りの年になる気はしている。
このところ、毎晩、眠りに付くまでに自分に語り掛ける言葉は、あるがままになるがままに、だ。
今更の言葉のような感じもするが、何があってもあるがままに、どうなってもなるがままに。自分が成すべきことをしているならば、その結果は問わないし、問う必要もない。
どんな1年になるか判らないが、あるがままに、なるがままに。
さあ帰ったら、新しい記念日の詩を考えなくては。