桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

中学生の来訪

2021-08-04 | Weblog
今日は夏休みの自由研究で刑事裁判のことを聞きたいと中学生が、我が家に来た。
布川弁護団の先生の娘さんで同級生と一緒に来て、布川事件の体験からの刑事裁判への思いなどを、色々と質問してくれた。
大人だろうと子供だろうと、俺の話は、何時も同じつもりだが、医師になりたいと夢を語る少女の質問や視点は端的だし、俺の話のように大人と変わらなかった。
最も印象に残っているのは、1人ひとりの命や個性を大切にする社会であって欲しいと話したときに、2人が口を揃えて小学生時代の画一的な教育を批判して中学校の個性と異見を尊重する方針を嬉しいと語っていたことだ。
2人が、どんな思いを感じて帰ったか判らないが、若い純粋な心、精神に触れられて楽しかった。
その2人の来訪をNHk記者が取材したいと来て撮影していたが、俺が若い2人と楽しそうに話しているのが不思議に感じたと言っていた。
楽しかったよ❗️