桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

大和郡山城

2020-02-04 | Weblog

先日、大和郡山城ホールに行ったとき、時間があったので城を見に行った。
何度も近鉄に乗って見ていた石垣と櫓から、その奥には、更に建築物があるものと期待して行ったが、何もなかった。
大和郡山城は、俺の中では豊臣秀長の城だ。もし秀吉か秀長を殺さなかったならば、きっと豊臣政権は秀長に継がれ、日本の歴史は違ったモノになっていたと思うほど、俺は秀長贔屓だが、そう思うせいか、少しの櫓しか残らない大和郡山城の趣に美しさを感じた。
天守閣は徳川時代になり、取り壊されて再建されず、これも石垣だけしか残っていないが、そこからの眺望は見事。天守閣からの見渡しは、さぞや爽快だったに違いない。
天守閣跡に上って四方を見渡すだけで満足だった。

人間の屑

2020-02-04 | Weblog
昨日の湖東記念病院事件再審裁判では、腐れ検察の態度に、また腹が立った。
たった30秒の冒頭陳述は、新たな有罪立証はしない、裁判所のしかるべく判断を求める、で終わりだ。
無実の人を十数年も獄に入れた検察官としての責任など、全く感じてもいないかのような、その態度が許されるのか、許されて良いのか‼️何があっても反省も改革もしない日本の検察は、本当に腐れだ。
裁判のやり直しというセレモニーは聞いていてイライラするところがあったが、最後の西山さんの証言はスッキリした。
彼女は自分を隠さない、少し発達障害があり、数を60までも数えられなくて、湖東記念病院事件の鍵である人口呼吸器のアラーム消音装置を連続させる60秒をアタマの中で考えることも出来ないことなど、総てを正直に話す態度は、実に清々しかった。
誰が見ても、その犯行は不可能と判る西山さんなのに、彼女に虚偽の犯行を自白させた警察。その嘘の上塗りで起訴した検察。それらの嘘を見抜かずに有罪判決をした裁判所。
政治の嘘が社会を満ち溢れ、何もかもがデタラメなままの日本。
せめて司法くらいは正義と真実が通用して欲しいと願うのは無理かねぇ。
休憩になり、ヘラヘラと笑いながら法廷で修習生と話す検察官に声を掛けようとしたが、かくして日本の正義は維持されたり❗️そんな言葉が浮かび、虚しくなって止めた❗️