桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

偏見

2015-06-29 | Weblog
昨年、学習院大学に呼んで頂き、法学部の若者たちと高田馬場で飲んだ。
学習院大学の学生は、本当に大人しい。懇親会でも、実に穏やかに飲んで話すが、隣の部屋に来た早稲田大学は、今考えても腹が立つくらいに喧しかった。
傍若無人とは、あの連中にあると、今でも思うが、喧しいのは男でなはくて、女のキンキン声だった。
こちらの部屋で会話が成り立たなくなり、解散になったが、帰る通路を塞ぐようにランチ気する奴らを見て、切れた。
突き飛ばし、デカイ声で怒ったなぁ。
今夜も高田馬場で会議があり、終わって店に入ったらば、昨年と同じように女の囃子声。
高田馬場、早稲田大学。学生服を来た男がいても、今はバカな女が騒ぐ時勢なんだと、つくづく早稲田大学のバカさ加減に呆れていたらば、何と、その学生集団は学習院大学だった!
いやはや、こんなを女の箍が外れてしまった時代なんだね。
早稲田大学の皆さん、偏見でした。すみません!でも、学習院大学集団の男子学生は、その箍の外れた女性に乗せられて騒いではいませんでしたよ。

清水集会

2015-06-29 | Weblog



昨日は、袴田事件の清水集会だった。
大阪駆らない帰路、俺も参加した。
巌さんは、今回も不参加だったが、もう終わったことだと語ることが多い巌さんだが、「清水なんかに、金輪際行かない」とかも言ったそうで、巌さんの中に眠っている事件の記憶は、確かにあるのだと判る情報も知らされた。
古くから弁護団の一員である福地弁護士からは、まだ元気だったころの巌さんの様子も語られたけど、早く回復して欲しいと願うと同時に、未だに「袴田巌を死刑台に連れ戻す」などと嘯く腐れ検察に怒りの募る集会だった。
福地弁護士からは、検察が、味噌タンクかは発見されたとする5点の衣類のうち、袴田さんが履けなかったズボンについて、「B」とあるタッグは、「大きい型を示すものだから、味噌タンクで収縮して履けなくなった」と主張し、それを認めたのが有罪判決だが、実は「B色」と色を示すことを知りながら、その証拠を隠して「B型」と欺いて来たことについて、厳しく検察を批判する言葉が語られた。
この証拠隠しだけでも、袴田事件は無罪だろうに、「死刑台に連れ戻す」などと語って恥じない検察は、犯罪者として裁かなければならない!犯罪者検察を許してはならない!